オートバイのヘッドライトこそHIDに・・・。
週末にはオートバイに乗っているか、触っているかのどちらかの様に見られがちな私ですが、一応家族とかもあったりして、それなりに普通なんです。
私に取ってブログは日記ではなく、少しでも私の知識が他人様の役に立つ目的で書いています(そうでもないか)。つまり日常を書かないのもそう思われるのでしょう。
巷は3連休だった様ですが、前半が雨でしたので何もしなくて結果正解でした。
今週末は出掛ける事なく、クラッチの修理から戻ってきたR1150RSにオーバーホールを終えたオーリンズ装着と、以前から暗かったHIDバーナー(バルブ)の交換を施行。

HID(キセノンもしくはディスチャージとも)は、ハロゲン球に比べ格段に明るく、夜間走行を楽しいものにしてくれます。
私のR1150RSのノーマルヘッドライトバルブは”H4”サイズのバルブを採用しており、一つの電球でロービームとハイビームを共用するタイプ。一昔前は4輪も2輪も殆どがこのサイズでしたが、HIDの普及により、ハイローが別々になった事で、現在はそれほど多くありません。
今回は私が人柱になって色々と試した結果を元に、中華製格安コンバート用HID、それもH4タイプに関しての間違いのない選び方を書いてみたいと思います。

これが中華製HIDバーナー「H4」タイプ。この位置はロービームで、ハイビーム時には赤い部分を移動し、発光部分が画像下へ移動します。
ハロゲンバルブもバルブ内にフィラメントが2個存在し、その二つの点灯位置の変更でハイロー切替を行うのは共通。

そしてこれが最近の薄型HIDのバラスト。高圧電流に変換する場所とで言いましょうか。この薄型はホントに小さくて良いのですが、その先にはイグナイター(小さな小箱)が必ず存在するのが難点。
このバラストの1.5倍程の大きさのモノであれば、イグナイター内蔵製品が普通となる。小さいモノを2個か、やや大きいモノを1個かは設置するオートバイを良く見て選ぶと良いでしょう。
この他にハイローを管理するハーネスが付属する。
H1やH3、H7等のシングルタイプ(ハイローが別バルブ)の車両はノーマルのバルブカプラから電源を取るタイプが多いが、H4タイプに関しては未だ、バッテリーから直電源が殆どです。
ついで情報ですが、ロービームを固定方式にし、ハイビームにハロゲン球を使用している商品もありますが、ハイビームは全く意味を成さないので論外です。購入しない方が良いでしょう。

H4のHIDバーナー各種。全て中華製のモノ。
ガラスは石英を使用との事で、フィリップス製をうたい文句にしているが、これまた殆どがウソです。フィリップス社は自動車メーカーの純正品にも採用される様な企業ですから、これらを扱ういかがわしい中華業者にOEM供給は、まずあり得ない事です。
もし採用しているとしたら、価格が合うはずがありません。セット価格が2万を越える様な商品であればもしかすると・・・。
私のは今の所大丈夫ですが、国産某有名メーカー等は石英を使用しているとの事だが、単なるガラス管だと紫外線のカットが出来ず、ヘッドライトのリフレクタ(光りの反射の為の鏡部分)のメッキが剥がれるとの事。しかしこの辺りは購入しても調べる術はない。

H4バーナーには必ずこの遮光管が付いています。
この部品が発光部分の下側を覆う事で上方へ反射する光を遮る働きをします。
同じ中華製でも沢山の種類がある事が窺い知れます。私の持論は先端が大きく深いモノが良いと思います。発光部分をなるべくカバーする事でグレア光(乱反射光)を防ぐ事が出来ます。
この4種ですと左から2番目と右端の製品がオススメ。

前画像の遮光管を外した状態のバーナー。ここで大事なのはこの小さな遮光板。

こちらの製品はもっと大きなモノを装着しています。この小さな遮光板がとても大事なのです。
しかし、中にはこの遮光板が無い商品が存在します。

外の遮光管も大事ですが、こちらの遮光板はもっと大事なんです。
この遮光板が無い商品はとんでもなく光が拡散してしまい、夜間走行中の対向車への眩惑はとても酷いものになってしまいます。
使用したからこそ言えますが、一日30分の走行で1回はパッシングされました。このバーナーのガラス管は発光部やや後ろが黒くなっているのは、あまりにパッシングされるので私が耐熱ペンで塗ったからです。
しかしあまり解決にはなりませんでした。

後付けのHID、それも中華製となると正直出来はよろしくありません。よって出来るだけ乱反射を避ける為、”オキツモの耐熱塗料ペン”なる商品で抑えています。これは先述した通り、バーナーにも直接塗れる為、中々の便利商品です。
遮光管の中が艶消しの黒になっていますが、このペンで塗りました。
上記の事に注意しながら購入すると、安価な中華製HIDも使える商品となります。
もちろん金銭的に余裕があれば、国産のPIAA製やレイブレイック製、ハチハチハウスやベロフ等の商品が間違いないのは確かですが、
価格は10倍程度みなくてはなりません。
尚、国産の殆どが35Wの商品ですが、中華製ですと55Wも選べる(65wなんてのもアリ)のが魅力と言えましょうか。
今回はBMWのR1150RSへの換装でしたが、R1200や横置K1200、F800シリーズはキャンバスシステムがある為、35Wではメーター内にエラーの出る可能性があります。
ノーマルハロゲンの55w電力より少ない35wHIDでの運用ですから、球切れ診断してしまいます。
この対策には東京は西東京の”モトガレージリモーション”さんより販売されるキャンセラーを利用するか、55wHIDを装着してキャンバスシステムを”騙す”方法でもいけるかと思います。

虫がとまっているのは明るい証拠?
それはともかく、ライトの下半分に光が無いのは対向車に対して眩しくないという事になります。(ハイビーム時には下半分にも光が反射し、所謂上向きになります)
HIDの中にハッキリとポジションランプが確認出来るのは上方への光がカットされている証拠。
先程のバーナーに付く小さな遮光板が無いと下側にも光が存在し、それが対向車への眩惑へと繋がります。
1.8000ケルビンより6000ケルビンや4500ケルビンを選ぶ。
青いより白い方が間違いなく明るいです。
(好みでも良いですが、色温度(ケルビン数)が高いと、明るいけど
暗いという矛盾した現象になりがちで車検が不合格な事も・・・)
2.バーナーに装着する遮光管はなるべく大きく深いモノを。
そしてバーナーに付く小さな遮光板のある製品を。
以上、ケルビン数は別ですが、H4バルブ用としての参考アドバイスです。安かろう悪かろうでも無い事が多々ありますから、根気良く探すと、安くて良い商品が手に入ります。私が失敗した分、これをご覧になった方が失敗しない事を祈ります。
10年前、コンバート用は10万円程しましたが、今やネットオークションでは¥3000~の破格値で入手可能なHID。たいして明るくもなならいアフターマーケットのハロゲンバルブを遥かに下回った価格で、ハロゲンバルブの2倍の明るさが手に入るのは魅力です。
説明書を読めば誰もが可能な簡単な作業です。失敗の許される金額ですし、ダメもとで挑戦してみては如何でしょうか。但し、超高電圧なのでくれぐれも感電には注意しましょう。
明るいヘッドライトで秋の夜長を走ってみませんか・・・。