VOLKSWAGEN GOLF ”R”に乗ってみました。 | 欧州車かく語りき。

VOLKSWAGEN GOLF ”R”に乗ってみました。

本日、フォルクスワーゲンのディーラーマンから連絡があり、ぜひ乗って貰いたい車があるので来てくれという。
 
中々、試乗車が用意出来ない車両だと言う事でヤボ用の前にアイスコーヒーでも飲ませて貰おうと寄ってみた。
 
イメージ 1
そこにあったのは、ゴルフRという車両。
前モデルのゴルフR32の後を継ぐ形で販売されたばかりの車。
 
フォグランプを持たないフロントマスクはスパルタンなモデルである事を象徴してます。
 
イメージ 2
特徴的なLEDランプのテールランプが印象的。新型ポロにも似ている。
 
イメージ 4
そしてこれが、Rの文字がつく意味合い。
センターデュアル出しマフラー。2000cc4気筒だがそれなりに元気な排気音を奏でる。
 
イメージ 5
今時のポジションランプは当然LED。デイライトの様相。
フロントタイヤがフェンダーとツライチで見てて気持ちが良い。
これは国産車にはあまりない外車ならではの眺めです。
 
イメージ 6
フロントに横置き搭載されるTSIエンジンは2000cc4気筒直噴ターボ。
このモデルの下に位置する”GTI”と同じ内容だが、211PSの”GTI”に比べ、圧縮比等も同じながらこの”R"は256PSを発揮。トルクも33キロを越えている。
 
ボアもストロークも同じエンジンだけに恐らく過給圧を相当高めに設定していると思われる。
フォルクスワーゲン及び参加のアウディに使用されるダブルクラッチの6速オートマチックミッション”DSG”もこの車の真骨頂。チェンジのスピードは0.2秒との事。クラッチが二か所あり、片側が常に待機している為、素早いチェンジを可能としている。
素人のマニュアルミッションの操作より間違いなく早くて確実だ。
 
 
イメージ 7
前モデルもウィンカーはミラーにビルドインしていたがより洗練され、アウディの様な細身に変更されている。
 
イメージ 8
下側がフラットになったステアリングホイールは走りを意識しての事。
でも横に見えるオートマチックのノブが不自然な気もします。
本革とブラックフェイスパネルのインテリアは高級感があります。
 
イメージ 9
この車両はオプションのレカロシートを装備。
パワーシートではないものの、このシートが2脚で16万少々とは破格と言えよう。
 
イメージ 10
レカロシートの裏側から見る後部座席の足元はそれなりに広い。
エアコンの吹き出し口もあり、スポーツモデルとはいえコンフォートな車。
 
イメージ 11
白文字にブル-の針を採用したメーター周りは前モデルからのイメージを追っている。白文字にしたのは、前モデルであるゴルフ5の文字色は青く、少々暗い印象だったからだろうか。
300キロまで刻まれたメーターは少々大袈裟な気がするのは私だけか。
 
イメージ 3
同じエンジンを搭載した”シロッコ”よりこじんまりとした印象のゴルフ
 
乗っての印象は、思い切りターボ車である事。
オートマチックというのもあろうが、3000回転までは少々もたつく感覚があり、その後過給圧が一気に上昇しシートに体が押し付けられる。
必要にして十分のパワー感を伴った加速は3速くらいまで衰える事はない。
 
そしてその変速ショックの殆どないDSGミッションが瞬時にギアを押し上げる様が乗っていて感動モノだ。
さすがに4速を越えると速度の上昇が鈍るがその速度は常識を逸脱した領域。
同じ2000ccターボのスバルのインプレッサに数字上のパワーでは劣るが、加速した印象は同等レベルに感じた。
 
足回りに関してはドイツ車特有のよく締まった感じで、コンフォート、ノーマル、スポーツと選べるがコンフォートでもそれなりのしっかり感があった。
速度がのった状態で大きめの段差等を越えてもおつりを喰らう事もなかった。それなりの速度での静粛性も十分であり、その際の安定感もインプレッサとは少々異なる。
 
ゴルフとは言え、やはりアウトバーン育ちなのです。FFを忘れさせる安定感は大袈裟かもしれないが、まるで4WD。
前モデルのR32も顔負けの安定感だった。
(※すみません・・・後日発覚。ゴルフRは4WDでした。安定してて至極当然
 
しかし、この車両にも不満はあった。
 
それはまず車両価格で500万縁を越えている事。
ゴルフファンにはとても失礼だが、この車はあくまでゴルフだ。
どうあがいてもドイツの大衆車である。前モデルのゴルフR32は3200ccのDSGミッション装備で、おまけに4WDという装備を持ちながら、車両価格は399万円だった。
 
乗り出しで450万円するゴルフに当初は戸惑いの意見も多く聞かれた。
それからおよそ4年で500万円を越えるゴルフが登場した。
それも2000cc4気筒のターボでだ。外車だからと言われればそれまでだが、が付いたとは言え、インプレッサより150万円近く高額なのは如何なものか・・・。(インプレッサと比べるのに意味はありません)
気筒数が多ければ良いというモノでもないが、4気筒ならではのエンジンからくる独特の安っぽい振動を僅かに感じてしまうのは否めない。
それなりに遮音やマフラー音を調教してあるだろう事は想像に難しくないが。
しかし感じてしまうんです、そう”ハチロク”の様な・・・。
 
この車の何処にその価格になるような装備や特徴があるのかが、正直分理解出来なかった。全体のパッケージングは素晴しいと思う。そして個人的に欲しいと思ったのも事実だ。
 
しかし乗り出しで確実に550万円を越えるお金を出すなら、もっと面白い車両が沢山あるのもこれまた事実。
とても良く出来たオシャレな車ではあるが・・・。
 
そんな印象だったゴルフ。前モデルのR32の方が魅力的に思えた様な気がした試乗になりました。
 
でも、最後に特筆すべきDSGミッションの早さを動画に撮ってみました。
良かったら覗いてみて下さい。