旅の伴侶2号機 | 欧州車かく語りき。

旅の伴侶2号機

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先の記事にも書きましたが、私の第二の旅の伴侶はここ最近入手に成功したR1150RS。
希少なのか不人気なのか、ヤフオク等にもあまり登場しません。

このR259系と言われる機種は初めての4バルブ、テレレバー、パラレバーを搭載した当時の革新のモデル。RSとしては1100時代から考えると10年程生産されていた。

あまりに中途半端なモデルに加え、R1150RTとの価格差があまりない事により生産期間にしては玉数が少ない。(パニアをオプションで付けるとほぼ同じ?!)

以前に一度所有(この時は1年で売却)していた事がある上、半年前まで乗っていたR1150GSアドベンチャーの良い印象が忘れられず気長に探していた所、掘り出し物が偶然近所で見つかり衝動買い。

R1200もとてもよく出来たオートバイで、燃料、油温計は当然のこと残航続距離、燃費計、気温等色々な情報を与えてくれるオンボードコンピュータやトルクフルとまでは言えないものの必要にして十分な低速トルクを発揮し、高回転域においてはR259系では考えられない程のパンチと伸びを合わせ持つエンジン等、私に取って限りなく完璧に近いオートバイと言えます。

しかし、しかしですね…、何かが足りない様な気がするんです。何かが…。

私なりに色々考えながらR1200GSとの距離を詰めていった所、その答えが少しづつではありますが見えてきた様に思えます。

R1200のエンジンは震動が少なく、右手に素早く反応しピックアップがまるで国産ハイパワー車の様。
言葉を変えると、非常に無機質(機械だから当然ですが)に吹け上がり、振動が少ない事で回転の上昇に伴う表情の変化が無いとでも言いましょうか…。

コーナリング中も非常にスムースで軽い操作でバンクしていきます。まさにオンザレール感覚に変わりはありません。
しかしR259系と比べると何となくバンク中にハンドルから伝わる情報量が少なく感じます。

振動が少なくハイパワー、右手に忠実に動くエンジン。スムースかつ軽い入力で安定したバンクを実現するハンドリング。
これが悪いはずありません。むしろ正常進化です。工業製品はより良い物になっていくのが通常ですし、それらを造る姿勢はBMWが一流企業である事による当然の結果でしょう。

しかし趣味の領域に至ってはそれが全てでは無い様に思います。

上手く表現出来ませんが、進化によって何か大切な物を失って失ってしまった様な気がします。

私は運良く2台同時所有出来ているので、この感覚を思いのほか容易に感じ取る事が出来ましたが、同じ思いの方が世の中には沢山おられます。

なぜなら、R100RSがまだまだ現役で活躍し、高値で売買されていますから…。
私もいずれ乗ってみたいです。