コロナで2年間延期を余儀なくされてきた、春の一大事三町合同大会。
まだまだ完全な状況とはいかない中でしたが開催に漕ぎつけました。
東京オリンピックの聖火リレースタートの地となり、その露払い的な位置づけとしても意味を持ち企画された2020年。
いろいろな不都合な事実に向かい合わされてきた2年間でもありましたね。
鬱積としたオモイも抱えての福島県浜通り3days
ももクロが地方に一大事を巻き起こす"春一"
笑顔のチカラ繋げるオモイ。このコンセプトに共感しかなく、第二回の東近江から欠かさず参加して、楢葉広野浪江の合同大会が発表された時、即座に参戦することを心に決めていました。
そして、福島県開催となったことで4つの目標を立てました。
・ゆるキャラの写真を撮る
・海鮮を楽しむ
・海を見る
・震災遺構を訪ねる
それと、楽しみにしていたのが浪江女子発組合といぎなり東北産
JA浪江はあーりんがピンクプレイングプロデューサー(PPP)となり、後輩メンバーを引き連れ、浪江町をホームとする地元密着型アイドル
JA浪江にとってはこの2年間はとても貴重な時間となっていました。
選抜されてメンバー達がメキメキと力を付けて、それぞれに所属するAMEFURASSIもBOLTもブレイク前夜といった所まで来ています。最初の定期大会では曲のリピートもありましたが3年の間に楽曲も増え、そしてその一曲一曲がとても良い。
東北産はドンピシャの地元ですし、スタプラ2人目のシンデレラに選ばれた橘かれんくんは生粋のあーりん推し。何かやってくれるに違いないという期待は高まるばかりでした。
今回の遠征ルートは仙台空港から南下するコース
レンタバイクも検討しましたが、常磐線開通の報もあり、鉄の旅を選択。(これが後から一つの小さな奇跡を生みました。)
土曜日の午前中、早い時間に新千歳空港に向かい、仙台までひとっ飛び。そこから何度か接続の待合が長い乗り換えをしながらのんびりと宿を取った浪江町へ。
事前の構想では、初日のランチに地元で古くから愛されている鰻屋に行き、その後、宿に荷物を預けて震災遺構の請戸小学校に行く計画でした。
しかし、浪江まであと数駅というところで乗っていた電車が緊急停止。着いた頃にはもう既に鰻屋さんは閉店のお時間。残念。
鰻は諦めてゆっくりと最初の聖地「浪江駅」を見学。
メンバーのサインや小島はなちゃん作のJA浪江のイラストが展示されています。
(東京ホテイソンはどのタイミングできたのだろう?)
あと、浪江町はポケモンの作者のお父さんの出身ということで、ポケモンのフィギュアも沢山飾ってありました。
浪江駅を後にし、道の駅まで歩く。
町の風景に震災に遭った地方都市の現実を突きつけられます。
駅前だというのに空き地ばかりの区画。
停まっているのは役場の車ばかり
歩いている人の姿もない。
郵便局には殉職されたお二人の名前が刻まれた記念碑が建っていました。
地方都市の駅前の過疎化は全国の多くの町で抱えている問題なので、震災は隠れている問題をはっきりと浮かび上がらせたとも言えるのでしょうか。
閉まっている萬屋の自販機でペットボトルの炭酸水を100円で購入。安い。
これが浪江町での初めてのお買い物。
ちょっと硬くなった心のまま浪江町役場を通過して道の駅なみえに到着。
さすがに出来たばっかりとあって綺麗!
施設のすぐ脇には請戸川が流れてとても開放的で気持ちいい!
入り口にはモノノフと組合員を歓迎する横断幕が嬉しいですね。
建物の中は、ワンダーランド!
ももクロやJA浪江とのコラボグッズに可愛らしいうけどんグッズ、地元の野菜や魚、ポケモングッズなどいろんな商品がたくさん販売されており、目移りしちゃいます。
そして、BGMはももクロとJA浪江!
最高すぎる…
いくつかお土産を購入し、腹ごしらえ。
食すのはもちろんB1グランプリ受賞の浪江焼きそば!
ミニ釜揚げしらす丼のセットにしたのですが、このしらす丼がメチャクチャ美味しい!!
はっきり言って侮ってました…
しらすってスーパーでも売っててまあまあ普通に食べるものだし、あんなもんかな程度に思っていたのですが、全然違ってました(驚愕)
茹でたしらすがふわっふわに柔らかく、旨味がまた凄い。そこにたっぷりのおろし生姜が絶妙!
あまりにも美味しかったので、この後二日間とも朝食に釜揚げしらす丼を食べました。しらす盛り放題で1,100円は超リーズナブルでしょ。
ただし尿酸値が心配です(苦笑)
お腹も満たされいったん宿へ
今回の宿は長期間のビジネス滞在で良く使うタイプのとこ。
一旦、荷物を下ろして震災遺構の請戸小学校に行こうと考えていましたが、開館時間を調べると微妙な時間しか残されておらず、最終日に行くことに。
この日の夜に道の駅なみえで開催される"夜桜を見る会"なる花火大会までの間、スタコミュと宿の夕飯を楽しむ。
スタコミュでは、外周ステージきてくんちぇパークでのJA浪江、BOLT 、東北産のミニライブが配信されていました。
熱いステージに明日への期待が高まる。
それと、地上波ではりんりんコンビが春キャベツを食して小躍りしている。
最近のももクロさんのTVで見かける率すごくない?週一は必ず誰かしら出てる気がする。TVでりんりんコンビの勇姿を見届けた後、夕食に宿のレストランへ。ここでのBGMも、ももクロ!
至る所で歓迎してもらえているみたいで嬉しい限りです。
給餌のお婆ちゃんの口から「ももクロ」「ももクロ」という言葉が溢れます。ノフではない常連と思わしきお客さんにも「これからももクロで花火がある」と話してくれています。
夕食を済ませて改めて花火を観に道の駅へ
会場へ近づくと赤いサイリウムならぬ誘導灯を持った警察官が多く出て誘導をやっています。地元全面協力の力が発揮されています。
駐車場は車でびっしり!入場待機も物凄い人数。
陽が落ちて結構寒くなっていましたが、皆さん辛抱強く静かに誘導に従っている。
夜桜を見る会は事前の抽選にて当選者が請戸川河川敷の護岸スペースに座って花火を見上げるようになっていたのですが、当選しなかった人も橋側のスペースなどで花火を間近に観ることができ、運営の柔軟さに頭が下がる思いでした。
花火が始まる前に、ももクロメンバーに加え、アメフラを除くJA浪江のメンバー、そしてシークレットゲストとして東北産のメンバーも登壇した様子が聴こえてきます。
カウントダウンからoverture が流れて花火がスタート!
笑顔百景、ミライイロの花、オレンジノート、笑一笑と予想を反してたっぷり盛大な花火が音楽に合わせて打ち上がる!
どの花火も曲のリズムや合いの手のタイミングに合っていて、花火の種類や音、色などで楽曲が素晴らしく表現されていて、めちゃくちゃ感動しました。
最後のMCでは東北産のかれんくんが感極まっているところをメンバーをだしに笑に変えるももクロさんのトーク力も炸裂して、自分にとって最高の前夜祭となりました。
花火は地元の人も観に来てくれてたみたいで、「遅くまで寒い中ありがたい」と語ってたり、「今年一番に町が輝いている日だね」とお子さんに話している親御さんがいて、これが春一の良さだなとしみじみ感じましたね。
宿に戻って地元の造り酒屋鈴木酒造のコラボワンカップを開けながら、スタコミュでのるんぱんのマウント(?)配信を楽しみ、初日は早めの就寝となりました。
(2日目につづく…)