レクイエム・フォー・ドリーム
ると落ち込む映画は?という話題で
必ず四本の映画があがります
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
『火垂るの墓』
『自転車泥棒』
『レクイエム・フォー・ドリーム』 といった具合です
今回、そのうちの一つを観たわけですが…
いやーすごかったです
今までの映画人生のなかでも一、二を争う良作でした
ある日、孤独な老女サラにテレビ出演の依頼が舞い込む
喜ぶサラはそれを機に、薬によるダイエットを始めるが、
その薬は依存性の高いドラッグだった
そして彼女の息子ハリーも、恋人や友人とともに
ドラッグにはまり身を持ち崩していく…
まず編集やカメラワークがかっこいい!
固定カメラによる映像(バラエティの絶叫マシンとかの撮影で人物をアップで撮るやつ)
が多様されていますが、この効果が絶大です
人物と風景が切り離されたような違和感を産み
麻薬中毒の患者の見ている風景が生々しく伝わってきます
以降ネタバレ
四人全員、悲惨な末路を辿ります
そしてラストは、サラの幻想で終わるのですが
これがまた痛々しい
出たかったテレビのステージを赤いドレスで歩くサラ
四方からスポットライトが当たり
司会者が「あなたがこの番組に呼ばれたのは、息子さんの成功のためです」と宣言する
そこにスーツを着たハリーが現れ、二人は抱き合う…
つまりサラは息子も破滅してしまったことを、まだ知らないのです
息子の成功がサラを支えている…
しかし、観客は「息子の成功」など幻想にすぎない
ということを知っているわけですから、やるせない
人生には何らかの希望が残るものだけど
この映画は全ての希望をたたきつぶして、終わるのだ
本当にやるせない
ドラッグはダメ、ゼッタイ
- ジェネオン エンタテインメント
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