サイレン | マイノリティー=マジョリティー

サイレン

喘息を患う弟の療養のため

由貴(市川由衣)は、父とともに夜美島に渡る

到着してすぐ、由貴は島民たちの奇妙な視線を感じた

そして、由貴は隣家の女性から島で暮らすための忠告を受ける

それは、「サイレンがなったら外へ出てはいけない」という内容

やがて由貴の周囲では奇妙な現象が起こりはじめる…

    

「サウンド・サイコ・スリラー」は良いコピーだ。

サ行の連続はシャープな感じがする

シネコンで鑑賞したので音響は良かった

で内容は…

まあ、これ以降「サウンド・サイコ・スリラー」というジャンルの映画は、

作られないだろうな…と感じさせるものだった

  

  

以降完全ネタバレ

 

まずオチにがっかりである。

サイレンは主人公の頭のなかでだけ鳴っているというもの。

ゲーム『サイレン』の特徴であるゾンビ(屍人)などの

怪奇現象も主人公の幻覚だということだそうだ。

夢オチそのものを否定するわけではないが、

夢オチもそこに至るまでの根拠と伏線がしっかりしていなければならない。

 

今回、主人公が妄想を抱くきっかけとなったのは、弟の死だそうだ。

まあ、弟の死という現実を否定するために

弟が生きている幻覚を持ったというのは納得できる

だが、サイレンの音は弟の死と何ら関係はない。

それにゾンビも、思わせぶりな赤い布や、食器類も無関係だった。

  

妄想の必然性がない

統合失調症の患者も、彼らなりの論理を持って

幻想を抱いているということを百年も前にユングが発見したではないか。

「妄想だから何でもあり!」なんて観客を納得しない!

 

これなら夢オチにせず、普通のゾンビ映画として

作っってもらった方が楽しめただろう。

むしろ妄想にとらわれた少女の悲劇を描きたいのなら

ゲーム『サイレン』の世界観は不要!

『サイレン』と『夢オチ』…はかなりできの悪いタイアップだった

 

これでは『サイレン2』の広告塔だと思われても言い訳できないでしょうね

その謎は解かない方が良いというコピーは…

言い得て妙な感じでした

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