新学期になりました。




我が家の長女monさんは、この春2年生に。


本当は1,2年と持ち上がりクラスなのですが、転校して児童数が減ってしまったので、学級数が減ることに。


この春クラス替えをして、人数の増えた少々窮屈な2年生生活がスタートしました。




この春休みに、彼女は家族と離れ、大冒険をしてきました。


12泊13日の沖縄キャンプ。




じゅ、12泊?







実は、福島の子ども達には、去年の夏休みから、いろんな支援事業があって、無料とか、格安のキャンプの案内がけっこう届きます。


昨年の夏休みは、「おとうさんやおかあさんといっしょじゃなくちゃ、いちにちだって、ぜったいどこにもいかない。」


と拒否しまくった彼女。


ところが、この春休み、保育園時代のお友達に誘われ、monも行ってみたいというし、「どーせ当たらないだろう。」とタカをくくって(いたのは私だけ?)、申し込んだところ、当たっちゃったのよねぇ…。


倍率は7倍を超えていたらしい…。




でもさー、12泊でしょ~。


今まで一回だって親と離れて、ジジババの家にだって泊まったことがないのよ。この人。




無理無理無理。




その頃、違うキャンプ(4泊5日)の案内もあったりして、親としては辞めさせる方向に持って行きたかったのです。


が。




結局、行くことに決めてしまったのです。





キャンプは沖縄の某宿舎に福島の小学校1年から中学校3年までの子ども達約100名とボランティアのスタッフで、海外のとある義援金で運営されているものでした。



行くまでの間、娘には、自分のことは自分ひとりでできるよう、集団行動で迷惑をかけないよう、時間内にいろんなことを済ませられるように、毎日、みっちりしつけました。

髪も、自分で毎日結ぶのは難しいようなので、結ばなくても良いようにカットしたり。

簡単にざっくりとだけど、沖縄の歴史も教えました。
基地のことも。

考えるといろんなことが心配で、公衆電話に並んで、ちゃんと電話かけられるなかな、とか、お金の使い方、大丈夫かな、とか、もう、不安だらけ。

小学一年生が公衆電話の列に並んで、後ろの人に急かされて、思うように話せないんじゃないか、とリアルに想像して、思わずキッズ携帯を購入してみたり。


電卓の使い方を教えたり、「1480円のものを買うには、千円札は何枚出すの?」なんて質問が毎日繰り広げられたり。

異年齢の子ども達が一緒に生活するので、「大きいお姉ちゃんたちは、プールやお風呂に入らない時があっても、それは女の子だけのヒミツだから、みんなの前で、”どうしてはいらないの?”とか聞いてはダメなのよ。」とプチ性教育をしてみたり。


しまいには、「大きいお兄ちゃんで、ベタベタ触る人がいたら、すぐに大人の人に言うのよ?」

とか、もう心配は尽きないのよー。


親元を離す、ということは、それなりに覚悟だけじゃなく、いろんな面での準備も必要なのだと改めて感じました。


荷造りは、もちろん一緒に(どこに何が入っているかわかるように)。

帰りの荷造りのためのチェックリストもノートに貼り付け、大事なコトはメモに書かせました。


春休みに入った初日、リュックサックをしょって、monはお友達とバスに乗り込んで旅立っていきました。


その日はみぞれが雪に変わるような天気で。


見送りのおかーさんたちの中で、私一人「ひーん。」と泣いてしまいました。



その日のお昼ご飯は家からのお弁当。

monの大好きな帆立ご飯のおにぎりと、ちょっとしたおかずをホイルに包んで持たせました。

ちゃんと食べてくれたかな。


親から離れて、飛行機に乗って旅立ったmon。

長くなったので、出かけた後のことは、また今度にします。