ご無沙汰しています。

5月に入り、ゴールデンウィークもあっという間に駆け抜けて行ってしまいましたね。




このところ、しばらく、ブログを書けないでいました。


日々の出来事や、思いを言葉にして、それを文字にして綴る、ということが、とても難しく感じられてなりませんでした。



私は、ブログは「ただの日記」とは思っていません。

日記は本当ならば人目に触れるようにはしないもので、ブログは、「誰かに見られること」を前提に書いている。

これは私からの発信なんだととらえています。


いつも書く時には、読んでくれている誰かのことを不愉快にしたり、傷つけたりしたくない、そう思って書いています。

それでも時には、遠くの誰かを傷つけてしまうこともあるのでしょうけれど。

けれど私は、読んでくれる人のことを考えながらいつも書いているつもりです。


それと同時に、「書く」という作業が、私の気持ちや、頭の中を整理してくれて、書くことによって自分自身の気持ちを再確認できる、という側面もあります。

だからこそ、たいしておもしろくもない(!)ブログをこうやって細々と続けているのかも知れません。


不特定多数の人の目に触れるネットの情報。

私の書く文章を、一体どれだけの人が読んでくれているんだろう。


私に好意的に読んでくれる人、批判的に読む人、私の置かれている立場に共感してくれる人、まったく共感できない人、今、普通の生活を送っている人、普段の生活からはほど遠い状況に置かれている人。


真剣に受け止める人、そこそこに読み流す人、たまたまたどり着いて、斜め読みしては必要な情報だけを切り取っていく人。


震災の後、自分の周りに起こったことや、日々の生活や精神面の混乱、書くことでバランスを保ってきました。

書くことで、私は落ち着きを取り戻すことが出来たし、考えを整理することもできたのです。


それでも。


今は、どんな状況の人が私の文章を、どう受け止めるんだろう。そう考えると、どんな言葉も、私の気持ちを表すにはほど遠く、どれも違うような気がしてしまうのです。

何をどう書けばいいのか。


私自身、ネットからの情報で、不愉快な思いをしたり、時には落ち込むようなものもありました。

悪気がなくても、時に、言葉は、人を追い込んでしまうこともあるのです。


今まで、あまりにも平和に書きすぎていたせいか、ここにきて、何を書いていいかわからなくなってしまった、というのが正直な気持ちです。


震災後、あまりにもいろいろなことがあって、私もやっと周りが見られるようになった、ということなのかもしれませんね。



ゴールデンウィークももう終わりですが。

今年は、例年よりも、他県ナンバーの自動車が、家の前に駐車されているお宅が多かったような気がします。

遠方に住んでいる、子どもや親類が訪ねてきたのでしょう。

震災からもうすぐ2ヶ月で、やっとふるさとに帰ってこられた方も、日々ここで不安な毎日を過ごしている人も、連休中にはたくさん笑顔も戻ったんだろうなー。

こちらでは、県外からのお客さんの足が遠のいてしまっているので、身内であっても、足を運んでもらえた人は本当に嬉しかったことと思います。

少しずつでも、みんなが元気を取り戻していけるといいな、と思います。