今日はうちの姉のことなど。
我が家は3姉妹で、長女は愛知県に嫁ぎ、二女は隣の市に住んでいます。三女の私が一番実家に近い。
我が家はいろいろ複雑な生育歴がありまして、ここでは割愛させていただきますが、長女はわがままで神経質で、気むずかしく、気分の変動が激しい人です。
それもこれも、家のいろんなイザコザを妹たちよりもたくさん背負ってきたからかも知れないのですが。
タダでさえも変わり者だった姉、遠方に嫁いでからというもの、ますます付き合いにくい人になってしまいました。
出産後、おそらく精神的にかなりバランスを崩している、と感じていました。
自分だけが、つらい、自分だけ、家族のサポートがない、自分だけが家族から疎外されている、と感じていたのかも知れません。
すごく攻撃的なことを言うようになったんです。
育児ノイローゼのような発言も多く、出産後、早々に一人っ子宣言をしてしまいました。
「近くにお母さんがいて、実家を頼れる人には私の気持ちなんて分からない。」
(私だって、全く頼ってないし)
「いざというとき、兄妹なんてなんの助けにもならない。私は、この子をきょうだいなんていなくても強い子に育てていく。」
(それ、妹に言うか?フツー。)
まぁ、とりつく島もないといいましょうか。
私も仕事に育児に、と忙しいし、離れていてなかなか会わないこともあり、付き合いにくい姉とは、さらにどんどん疎遠になっていました。
それがねー、今回の震災で、避難した方が良いのか?、どうするか?と言う時に、思い切ってメールしてみたんです。
そしたら、「うちは狭いけど、いつでも歓迎するよ。」
と短い返事が、すぐかえってきました。
もう、それだけで泣きそうだった。
やっぱ、お姉ちゃんなんだなー、と思ったし。
その姉が、3月下旬にメールをくれました。
「4月になったら、車でそっちにいこうと思います。お母さんは連れていくつもり。赤ちゃんだけでも一緒にどうですか?」
…赤ちゃんだけでも?
よくわかんないけど、私とnicoは離れられないし、ましてや上の子2人置いていくわけにも行かないし。
もうすぐmonの入学式で、愛知に行ってもすぐとんぼ返りではねぇ~。
まぁ、こっちにいます、というようなメールを返すと
「何かほしいものある?●●ちゃん(二女)はパンが食べたいって言ってる。」とメール。
う~ん。なんかあるかなぁ~。
で、思いついてリクエストしたものを携え、週末に姉がやってきました!
長女は豆乳なんて買ったことないので、メールを送った時「探してみます。」とだけ返事をくれました。
きっと、未知との遭遇だっただろうに。
本当に久しぶりに、母と、長女一家、二女一家、三女一家全部そろって食事会をしました。
長女の方の義兄と会うのは、なんと私の結婚式以来!
年賀状でしか見たことのないうちの3人の子ども達を不思議そうに見ていたよー。
その後、私の自宅に全員流れ込み、いやー、大騒ぎ。
どの旦那さんも、とても静かです(笑)。
長女のところの姪っ子と、二女のところの姪っ子がnicoをかわいい、かわいいと抱っこして、monやkaniともいっぱい遊んでくれました。
姉は相変わらず無愛想で、口もすごく悪いんだけど、
久々に賑やかに、きょうだいで過ごした時間は楽しかった!
小さい頃、共働きの母にかわってごはんを作ってくれ、
私が麦茶のポットを壊した時は、代わりにかばってくれた
あの時のおねえちゃんは、今もそのままおねえちゃんなんだなぁ。
大きくなれば、お互いにいろいろあるけど
きょうだいなんて、いざというとき、なんの助けにもならない
なんて、やっぱり私は思わないよ。
うちの子ども達も、いつか遠くに別々になっても、何かあったらお互いに手をさしのべられる、そんなきょうだいであってほしい、と強く願っています。
おねえちゃん、アリガトウ。