節分も終わり、やっとお雛様を出しました。

去年は忙しさの後、つわりがやってきて、結局、夏ごろまで出しっぱなしでした(汗)。


母が、nicoの初節句にと、市松人形をプレゼントしてくれました。

でも、なんだろう、市松人形って、ちょっぴりコワイ・・・。


私が3月~4月はいつも仕事が忙しいので、家の中が(普段にも増して)荒れるのですが、昨年はその後つわりなどの体調不良が続き、もう家の中がめちゃめちゃでした。

もう、どこから手をつけて良いのかわからないぐらい、どこもかしこも散らかってしまい、さらにやる気が出なかったのですが、ここのところ、やっとで、少しずつ片付けています。


nicoの初節句なので、母にもらってしまいっぱなしだった、つるし雛を出しました。


あっちょんぶりけな毎日

あっちょんぶりけな毎日
2年前に母にもらうまで、知りませんでしたが、最近あちこちのお店で売られているのを見るようになりました。


母は、これを作った後、つるし雛作りにすっかりハマり、他県まで作り方を習いに行ったりして、気がつくと実家にはつるし雛があっちにも、こっちにも飾ってあります。


当然、我が家にも増えてきています。


あっちょんぶりけな毎日

あっちょんぶりけな毎日
家にある古い生地を使ったり、リサイクルショップで安ーい着物を買ってきたりして作っているようです。

もう、どんだけ作れば気が済むの??と思っていたら、


今回の新作↓
あっちょんぶりけな毎日

あっちょんぶりけな毎日
ちょっと、飾るのが一苦労なのですが、どっかで、古い木の枝を手に入れ(多分拾ってきた)、それを塗って、ニス仕上げしたところに飾りをつけたようです。

もう吊すだけでは満足できないのかー。



私の実家は、子どもの頃、なかなか経済的にたいへんだったので、母は私たちの服をよく手作りしていました。

はぎれが出ると、それでバッグや巾着袋なども良く作ってくれました。


親の心子知らず。やっぱり買った服が着たかったんですよね。


「今は既製品の方が安く済むわよー。」なんて言いますが、母の手作りの服を着て育ったことは、振り返ればものすごい贅沢なこと。


高校生の頃、小学校から一緒の友人に「むうちゃんが、小学校の時着てた服が羨ましかった。」と言われたことがあります。

友達もそんなふうに見ていてくれたんですねー。


ところで、母は縫い物や編み物を未だによくやっていますが、母の三人の娘は(私を含め)、誰一人としてやりません。

姉がよく、ダンナのズボンの裾上げとか、ホックやボタンの取れたのを実家に持ってきていて、「信じられないわー。」と思っていましたが、私も今ではほとんど同じような状態です(笑)。


保育園に持って行くバッグ類など、作ったことがありません(きっぱり)。


もう、ミシンなんて、高校の時以来触ってないーーー(すっかり天敵ともいえる)。


あんまり孫に執着しない母ですが、孫のものはすぐに作ったり、直したりしてくれます。

もうすぐ、monが小学校に入るので、また材料持参で実家に行かなければ。

娘達も、お直しや、お裁縫はおばあちゃんに頼むもの、と思っています(それでいーのだろうか?)


昔、母が長年勤めた会社を辞める時に、ロックミシンをプレゼントしましたが、そのロックミシンがついに修理不能になり、ミシン屋さんに見に行ったら、「修理したものの、お客さんが買い換えることになって、行き場のないロックミシン」があったそうです。

それをタダであげるから、といわれ、それより何倍も高い、ミシンを買ってきました(爆)。

値段は、娘にも言えないらしいのですが、ひょんなことからかーなーり高いミシンだということがわかりました。


母の楽しみでもあるし、手先を使うのは良いことなので、別に反対するつもりもないのですけどね。

母の余生で、このミシンの値段のモトをとれるのかちょっと不安だったりもしますが・・・。


子どもの頃、母に作ってもらったものを初めて持って行く時、嬉しいような恥ずかしいような、そしてどこか誇らしいような気持ちだったのを覚えています。

私は娘に、なーんにもしてあげていないけど、おばあちゃんが元気なうちは、孫のためにがんばってもらって、「手作りの特別感」をいっぱい与えてあげてほしいなぁー、と思います(自分でやれよ・・・とどこからかつっこみの声がきこえてきそう・・・)。

うう、母にこんなに頼っていて、そのうちボタンもつけられなくなったら、どうしようーーー。