あるお店でね
こんな光景を目にしました
女の子がお兄ちゃんとの争いに負けて
泣いていました
本当は自分がスタンプを
押したかった だけど押せなかった
女の子は離れたところで
お兄ちゃんの方にむかって
思いっきり泣き叫んでいました
そして両親が 『帰るよ-』
女の子に声をかけました
女の子は
『嫌ー いやいやー!』
何回も叫んでいた
いつもよくあるかのような様子で
両親と男の子は車へ向かっていった
女の子は
体全身を使って『嫌』を
表現していました
さすが子供ちゃんだ
『嫌』の表現 ぴかいち
つまりはね
なんのフィルターも通さず
素直に表現してるのってさ
大人になると
いろんな感情が絡んで難しいもの
これだけ 素直に ストレートに
『嫌-!』 ってね
わたしの中で『お-!』って
手を叩いてましたっ
かなり わかりにくいか…な
まっ ここは スル-してくださいませっ
でっ ですねっ
話しは戻りまして…
店のスタッフさんが
声をかけてました
『嫌-!!』 を更に連発
そうね スタッフさんに来てほしいんじゃ
ないものねっ
わかる わかるその感覚
全身から 『嫌』が溢れだしているんだよね
どうしようものないぐらい『嫌』なんだよな
次第にね 全身に力が入っていた
女の子の体は少し緩み始めました
泣くことをやめ
車のほうを見つめる女の子
お父さんとお母さんが迎えに来てくれるの
待っているんだなって
こうすることで
両親から自分への愛を
確認しようとしているんだろうなぁ
車に荷物を乗せてきたんでしょうね
店内に入ってきたお父さん
女の子に対する対応に 私は
お- まさか そうくるか
あ― 最高のお父さんだな って
愛に溢れてる光景を
見せて貰いました
両手を大きく広げて
娘を抱きしめたの
何も言わずに
彼女を抱きしめて
わんこや猫ちゃんが
抱っこしようとすると
手足で突っぱねるでしょ
女の子もぴよ-ん って
抱きしめるお父さんを突っぱねて
いやいや-!って叫んでいた
お父さんはお構いなしに
彼女をお姫様抱っこしてね
肩ぐらいまで持ち上げて
ぶら-ん よいっしょ ぶら-ん って
ゆりかごのように 揺らしていた
女の子の表情は見えなかったけど
親の愛を感じることができて
安心したんじゃないかな
全身から伝わってくる
女の子を感情の揺れや流れを
ただ見つめていました
子供って親の愛が欲しい
一緒にいてくれる
一緒に遊んでくれる
手をつなぐ
抱きしめてくれる
眼をみてくれる
全身で愛情表現をして貰えると
安心するよね
そう ただ
ここにいてくれるだけでいい


