長らく更新していませんでしたが、元気にしています。
卵巣癌卵黄嚢腫と診断されてからもうすぐ12年です。
ステージⅢcと診断され、5年後生存率も低く、長く心配していましたが、おかげさまで、すこぶる元気に12年を迎えようとしています。
また、ありがたいことに、この夏は2人目を出産することもできました。とっても安産で、産後もトラブルなく元気です。
1人目のときも安産、産後の経過も順調で、その後も生理も2ヶ月ほどで再開し、周期的、生理痛も酷すぎることはなく過ごしていました。
癌になる前と比べても整っていたなと思います。
しかし、2人目を授かるまでは、なかなか色々なタイミングも合わず、念のため不妊のクリニックで基本的な検査もしました。
結果、AMHの値のみ低く、他は問題なしで、後に自然と妊娠することができました。
AMHは、簡単に言えば卵子の在庫を示す指標です。卵子の質を示すものではなく、低くても妊娠の可能性はあります。ただ、年齢と共に減っていくので、妊娠できるタイミングが残り少ないという指標をイメージするとわかりやすいかもしれません。
私は1.0で、これは40代後半ぐらいの数値だったそうです。実年齢より10歳上の結果でした。
その時の先生は、卵巣癌の時に卵巣を1つ切除しているからその影響はあると言っていました。
結果、スムーズに自然妊娠できたので、本当にありがたいなと思っています。
これからまたどんな風に生理が再開するのか、トラブルは出てくるのか、また、今後は少しずつ閉経に向かっていくわけなので、それが卵巣癌の治療をしたことと関わってくるか注意して見守りたいと思います。
寛解後5年までは何事にも卵巣癌のことがよぎり、どこか前向きになれなかったときもありましたが、
5年を迎えたところで、結婚、出産、子育てをしながら仕事といつのまにか10年以上が過ぎていて、癌の定期健診も終わり、すっかり癌のことも気にならないくらいの日々を過ごしています。
私の一経験にすぎませんが、AYA世代でがんを患った方、同じ癌を患った方やそのご家族がこれを読んで、こんな人もいるんだと心が少しだけでも軽くなれば私も嬉しいです。
また、節目や何か体調に変化があったときに、備忘録として記録できればと思います。