同棲オムツっ子 -2ページ目

同棲オムツっ子

オムツ中学生と同棲する大学生の小説。

ナレーター:大睦 桃

「あ~あ、びしょびしょだ。」
もものお気に入りのパンツたちは、おしっこで黄色くなっていたの。洗濯機に入れる前に、手洗いしておしっこを落とさなきゃ。
「熱っ!」
体を洗おうとお湯をかけたんだけど、一番風呂だからまだ熱かった。びっくりして、またおしっこが出ちゃった。お湯の中でもおしっこが出るかもしれないし、これじゃお湯に入れないよ・・・。


ナレーター:尾根 翔

その頃俺は、桃の小さい頃を思い出していた。
桃は甘えん坊な子だった。俺に会うなり抱っこを要求してきたものだ。俺だけじゃなく、俺の両親にもべったりだった。でも一番好きなのは、やっぱり彼女の両親だった。
最後に桃に会ったのは彼女が幼稚園の年長の頃で、そのときもやっぱりそうだった。
しかしお漏らしをするような子ではなかった。むしろオムツ外れが早くて、びっくりしたのを覚えている。
そうこうしているうちに、桃が風呂からあがってきた。可愛らしい猫の着ぐるみパジャマ(上だけ)を身に纏っている。
「ゆっくりできた?」
「うん・・・。でもね・・・、お風呂でももらしちゃった・・・。お湯の中ではしなかったけど。」
「ももちゃん、まだ緊張してるのかな?」
桃は俯いたままだったが、しばらくして口を開いた。
「お兄ちゃん・・・。」
「ん?どした?」
「ももね・・・、事故に遭ってから、びっくりした時におしっこが出るようになったの。」
そういうことだったのか。俺が思っていたよりも深刻な事態であった。
「そうか・・・。でも、きっといつか治ると思うよ。それより、そのパジャマ可愛いね。」
「これ、卒業旅行のときにママにおねだりして、買ってもらったの・・・。ももがこれを着るの、パパもママも楽しみにしてたのに・・・。」
桃は泣きそうな顔で話した。しまった、また辛いことを思い出させたかもしれない。
「お兄ちゃん・・・。」
「何?」
「・・・パパとママの代わりに、ぎゅっと・・・して・・・。」
さすがに「抱っこ」とは言わなくなったが、甘えん坊なところは昔と変わっていないようだ。
「わかった。おいで。」
桃は泣きながら俺の胸元に寄り添ってきた。俺は、桃を力強く抱きしめた。
「大丈夫だからね。もう泣かないで。」
「ねえ・・・、これからも、ぎゅっとして・・・くれる・・・?」
「もちろん。いつでもしてあげるよ。」
「嬉しい・・・。」
桃がここに来て初めて笑ってくれた。ようやく安心できたのだろうか。それはともかく、足元が生暖かいような・・・。
「また、出ちゃった・・・。ごめんなさい・・・。」
「いいよいいよ。ももちゃんが安心できたなら。おもらししても怒らないから、気にしなくていいからね。もう一回お風呂入る?」
よほど安心したのか、かなりの量のおしっこが出たようだ。
「ももね・・・、お兄ちゃんと一緒に・・・入りたい。」
「えっ!?」
まさかの発言に俺は驚いた。桃は思春期だが、今の状況を考えると、一人では心細かったのだろう。
「それじゃ、一緒に入ろう。その前に、漏らした分拭かなきゃね。」