最近ぜーんぜん
本読めてなかったけど
やっと1冊読み終わりました
『対話篇』 金城一紀 新潮文庫
あらすじ
本当に愛する人ができたら、絶対に
その人の手を離してはいけない。な
ぜなら、離したとたんに誰よりも遠
くへと行ってしまうから――。最初
で最後の運命の恋、片思いの残酷な
結末、薄れてゆく愛しい人の記憶。
愛する者を失い、孤独に沈む者たち
が語る切なくも希望に満ちたストー
リーたち。真摯な対話を通して見出
されてゆく真実の言葉の数々を描い
た傑作中編集。
3つのお話があったんですけど
どれも淡々と進んでいく感じ
1つ目の「恋愛小説」は
めっちゃ切なくて哀しくて
でもキュンてするし。。。
自分がこんな運命を抱えてたら
大切な人なんて作れないし
「この人が大切だな」って思っちゃった瞬間に
離れて行くと思った
自分のせいで誰かが死ぬのは
どんな人でも嫌やって感じると思う
真剣に誰かを好きになった時
どんなことがあっても
その人の手を離しちゃいけないって
みんなが気付けていたら
悲しむ人は少なくなるのになー
って感じました
2つ目の「永遠の円環」は
あんまり好きじゃないかも。。。
なんか怖かったし
全体的に暗かったです
3つ目の「花」が
1番好きかなー
「手を繋いでおくべきだったんだよ」
「そういう約束だったんだ……」
このセリフに
めーっちゃ切なくなりました
分かってたのに
忘れないはずだったのに
っていう後悔が滲んでる
お互いがお互いを
愛して想いあってるのに
離れなきゃいけないなんて
おかしいって思うのは
何も分かってないからなんかなー
でも最後には
ほんわかして
ちょっと泣いてっていう結末やったから
良かったです
あの花
うちも好きやなー
花言葉って
誰がどんな風にして
考えて決めたんやろう
表紙の真っ白でシンプルな見た目と
あらすじの言葉に惹かれて
読んだことない作家さんの本読んだけど
読めて良かったです
自分だけの感性やったら
読むジャンルも作家さんも
限られてきちゃうからなー
いっぱい買ったまま
読めてない本がたまってるので
また読みだします