(小学5年生のときの話)

 

大学病院で検査を受け、

先生からの説明を聞いている中で、

 

「入院」

 

と言う言葉が何度か出ました。

 

 

 

「入院する方法もあります。

 ただし、

 入院となると

 長期になります。

 数ヶ月単位です」

 

と言われたときは、

 

「まだ入院は大丈夫です」

 

と即座に断ってしまいました。

 

 

 

 

「先生、学校は通わせていいんですか?」

 

「うーちゃんが行けそうなら

 行かせてあげてください」

 

 

 

うーちゃんは、4年生の頃から塾に通っていました。

 

「塾は行かせていいんですか?」

 

優しく説明していてくれた先生の顔が急に

険しくなりました。

 

「お母さん、勉強というのは

 想像以上にカロリーを消費するんですよ。

 気持ちを変えるという意味でも

 学校に行くことはマイナスには

 なりませんが、

 塾は当分お休みです」

 

入院を即座に断ってしまったことも、

この状態で通塾について聞いてしまったことも、

私はまだまだ拒食症の怖さを

全くわかっていなかったからでした。