(5年生の話)


拒食症と診断され検査を受け、

次の受診の日まで2週間、

私は頭が変になりそうでした。




2週間ぶりの受診でまずは

先にうーちゃんがS先生と面談しました。


うーちゃんは5分もしないうちに

すぐ戻ってきました。

S先生に素直に気持ちを話すことは

できませんでした。



私の番になり、

まずは学校のこと相談したあと、

本題のうーちゃんの様子と今後について

話したのですが、

拒食症にどう対応したらいいのか

難し過ぎて、

どこをどう話したらいいのかも

よくわかりませんでした。





うーちゃんはまだ10歳で

これからが本当の成長期なのに、

1日にうどん半玉を食べるか食べないかなんて話をしている。

成長するどころか、命を保つにギリギリの栄養しか摂ってない。

そんな危険な状態なのに、

うーちゃん自身が治るための行動ができない。


食べ物の話がまともにできないし、

少しでも言い方が気に入らないと切れまくる。



2週間、拒食症のことを調べたり考えたりして

私なりに思ったのは、

この10歳という低年齢で拒食症になったら、

体が成長しなくて取り返しのつかないことに

なるのではないか、

ということでした。



うーちゃんは元々小柄で細身。

まだ生理になる気配もない頃から

拒食症になってしまった幼いうーちゃんは

一体これからどうなるんだろう。


不安で不安でたまりませんでした。



S先生に

その不安を思い付くままに話しました。

途中からは泣きながらで、

自分でも何を言っているのか

わからなくなりました。


S先生は、

終始穏やかに聞いてくれました。


「お母さん、

 焦らずにいきましょう。

 成長については今はなんとも言えません。

 ただ、今は成長にまわせるエネルギーを

 摂れていないのは事実です。

 ですが、今は焦らずにうーちゃんを見守って

 いきましょう。

 私がちゃんと診ていきますから。

 では、また次回は2週間後に…」


「無理です!

 2週間後なんて無理です!

 2人で死んでしまいます!」


私は思わず叫んでいました。


「あぁ、そうですよね。

 2週間は長いですよね。

 では1週間ごとの受診にしましょう。」




週1回S先生に相談しなければ

私はうーちゃんと

共倒れしてしまうに違いない

と思っていました。