いわしうりこいのひきあみ
という映画を観てきました。
歌舞伎舞台を映画編集した作品です。
主役は中村勘三郎さん。
そして坂東玉三郎さん。
いくつか作品を観てきましたが、舞台の前にまず玉三郎さんの解説と思い出話がくるのは初めてでした。
なんと三島由紀夫作品でした。
しかも玉三郎さん、三島さんに会ってるし。
当時の映像に19才の玉三郎さんが。
美しかったです。
本当に綺麗な女形です。
が、玉三郎さんがハッピーエンドなんですと解説で言ってみえてほっとしました。
本当にハッピーエンドでした。
かなり強引な設定の。
しかもこの作品、何十年前なのか判りませんが当時まだ勘九郎だった故勘三郎さんが、テレビで話してたのを見たのを思い出しました。
鰯売りが花魁に惚れて、それならと父親と周りの仲間が鰯売りを大名に仕立てて花魁に逢いに行く話です。
ノリの良い父親だなぁ。
で、もてなしを受けるのですが、花魁には禿かむろって小さな女の子がついてますよね。
その禿がお酌するのを突き飛ばし⁉︎自分が花魁にお酌する鰯売り。
その場面を覚えていたんです。
しかもこの禿、確か勘九郎さんの息子だと言ってた気がする。
若かりし頃のお元気な勘三郎さん。
感慨深いです。
団十郎さん、八十助改め三津五郎さん、歌舞伎界はこれからって役者さんが亡くなってます。
残念なことですが。
映像が見れるのは嬉しいですねー。
大作が多い中これは短いし、気楽に見れるし、映画だから料金もしれてるし(シネマ歌舞伎は¥2200)、今年見れなくてもシネマ歌舞伎はまた見れるし、おすすめです。
毎月1作品上映してるんで、他のも見れたらうれしいなぁ。
今日は扇風機を組み立てました。
最近暑いですねー。