入院前の検査について記述します。

 

 

私の場合は、入院前に

 

・血液検査

・S字結腸内視鏡検査

 

を行いました。

 

血液検査は、要するに採血ですね。

 

内視鏡検査は初めてだったので事前に調べました。

 

S状結腸内視鏡検査

簡単にS状結腸まで観察することを目的とした検査で、検査前にグリセリン浣腸(120ml)を行い、直腸にたまっている便をきれいにするだけで、見える範囲の大腸を観察します。便がたまっていない患者さんの場合には、盲腸まで(つまり大腸全体を)観察できることがあります。

当日朝食を食べていても、検査を受けることができます。大腸全体を見るわけではないので、不完全な検査ですが、肛門から赤い血液が出た場合や、便に血液が付いていた場合の緊急的な診断には大変有用です。通常、麻酔をかけずに検査を行いますので、少しお腹の張る感じがありますが、苦痛のない範囲で検査を終了します。 検査終了後には車を運転することができます。

 

 

大腸全部見るわけではないんだなあ、と思うのと「S字結腸」ってどこまでだろうと思い、受診の際に聞いてみると「入口のほうなんでね、麻酔とかはしないですよ」と返答をいただきました。

 

画像だとこんな感じですね。

 

 

大腸全部やるとなると、大変そうですが、これなら大丈夫かな、と感じます。痛覚があるのも肛門から少し奥くらいで、あるところまで入れば無痛みたいです。

へえ~って感じですね。

 

当日の感想ですが、採血は言わずもがな。

 

 

内視鏡検査は少ししんどかったです。

 

まずは浣腸

仕事のほうで、他人がされているところは知っているのですが、自分がやるのは初めてでした。

 

処置室で、看護師さんにグリセリン浣腸を肛門から入れてもらいました。

下腹部にすうーっと染み渡るような感覚があります。そのあとだんだんと便意がきました。

 

 

2分だったか3分だったか細かい時間は忘れましたが、数分我慢してください、と言われ、頑張って我慢してみます。

しかし、全然耐えることができず、1分もたたないうちに出してしまいました。

 

下痢の時のような気持ち悪さをしばらく感じながら「うーん」と体をよじらせていました。浣腸ってしんどいですね。仕事がら、よい経験ができたと思うことにします。

 

 

のちに、浣腸ってどういう仕組みなのかなと思い、看護師さんに聞いてみると「液が便とくっついてでてくるんですよ」と説明してくれました。へえ~。

 

 

そのあとはいよいよ内視鏡検査でした。

専用のお部屋(手術室っぽい部屋)に案内され、ズボンを脱いで横向きに台の上に寝ました。

 

内視鏡カメラを初めて目にしたんですが、ピカピカ光っています。入れる前から光るのかと。

 

陽キャな感じの光り方でした。それが肛門内に入るんだなあ、と思うと妙な気分ですね。

 

 

肛門内にクリーム(麻酔かな?)を塗り、その後いよいよ挿入です。

違和感はありましたし、ドレーンにあたると痛いよなあ、と思っていましたが痛みはありませんでした。さすがですね。

 

 

「空気が入るのでお腹が張ると思います。おならは我慢しなくていいですからね」と看護師さんがやさしく教えてくれます。

 

たしかにゆっくりとお腹が張ってくるような感覚。それとともに、管が肛門内を通っているから、すこし排便したくなるような気分。

 

加えてお腹のなかをなにかが動くような音がかすかに聞こえます。案外、自覚できるものですね、気持ちはそんなに良くないです。

 

 

しばらくすると、おなかが張る感覚に慣れず少し気分が悪くなってきました。

画像だけだと入り口だけだからすぐ終わるんじゃないか、と思っていましたが、体感時間は長めでしたね。

 

検査が終わってチューブを抜くときも痛みはなく、するする抜けていくような感じ。

ドレーンに干渉しなくてよかったとつくづく思いました。ありがとうございました。

 

 

入院前の検査は、そういった感じで終わりました。

かかったのは、待った時間も含めてだいたい3~4時間ですかね。

お疲れさまでした。