まず初めに言っておきますが

理解できないと否定的な言葉で始まりますが

反LGBTQの立場をとるものではありません

タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんの訃報を受け

ちょっと考えることがあったので話してみたい

 

トランスジェンダーについて分かったようなことをいう人がいますが

その立場になければ、どうこう言うのは憚られる

この問題はその人その人の哲学や生き方も含んで処理しなければいけない部分もある

みんながみんな性転換をすれば片が付くという話でもないので

そこに問題のパーソナルな部分の大きさがあるように思う

つまり個人でこの障害をどう乗り越えていくのかは其々で違うのだ

 

今の社会制度の中で改善されつつあるが、本当に対応出来ているかというと難しい

一般人には理解できないけど、

LGBTQの人が無理解に苦しんでいるというのも事実なのだ

これは本人の思い込みでも勘違いでもない確かな事実なのだ

今回私の言いたいことは、

そういう理解できない事実に対して、理解できないと理由で

否定的な立場をとったり、あるいは自分の道徳で批判しようとする人々のことだ

 

なんでなんだろうね

そもそも理解ができてないものを

批判したり否定したりする権利は誰にも無いように思うんだけど・・・

理解はできないけど、消せない事実として存在するものに対して

否定的になるのって人類の歴史始まってから行われた悪習慣だと思う

理解しにくいものを無理に理解する必要はないんだけど

理解できないからと批判する必要もないよね

 

その他大勢の立場に甘んじて、自分の考えに固執する人々よ

あなたの正義はあなただけの正義でしかない

そんなちっちゃな道徳や倫理観で

少数派を排除しようとする人の横暴がLGBTQの人を苦しめている

恥ずかしくはないのだろうか?

りゅうちぇるさんに対して奥さんの気持ちを考えろだとか

子供に対しての育児放棄だとかいって批判している人達

そんなことは大きなお世話だ

他人には理解できないことだし、関係のないことだ

私はそんなことまで口出しする人間の神経のほうが

LGBTQよりももっと理解できない

 

私も含めてそうなんだけど

自分の価値観や道徳がいかに偏ったものであるかを

LGBTQの彼らのことを考えるとき、思い知らされるのである

理解できないものを無理に理解しようとする必要はなんだけど

これだけは知っといてほしいと思う

 

誰だって否定されるような人生を歩くためにこの世に生まれた訳じゃない