もう30年も前の事件だけど

内容がショッキングなのでおぼえている方も多いだろう

 

『女子生徒校門圧死事件』

 

この事件を通じて学校というところが

どれほど理不尽な行いをしているのかを考えてみたい

 

 

 

ツッコミどころは満載なのだが

いちいち反論していくのも怒りだけを助長するので止めておく

ただ、今も昔も私の言いたいことは

たとえ生徒であろうと未成年であろうと

人のプライドや自尊心は校則より優先されるべきものなのだ

一個の人格として尊重されるべきものを

校則という名のもとに何人たりとも理不尽に扱ってはならない

この肝心なことを教育者というバカは御存じない

 

 

私の中学時代は規律委員という役職で

生徒指導の一環も任されていた

それで校門での遅刻の取り締まりもやっていたので

このような事件が起こったことが不思議でならなかった

 

登校時刻が過ぎて門を閉めるときは

門の外に出て周りで歩いてる生徒に

『おーい遅刻するゾ、走れ』と声掛けをし

誰も見えなくなってから門を閉める

2,3分遅れる事があっても当たり前にそういう行動をしていた

だって、目的は生徒を締め出す事じゃなく

遅刻を失くす意識を持ってもらうことでしょう

裁判じゃあるまいし、規則だから1分でもダメでは

教育の現場ではないじゃないですか

そもそも校則って誰かを締め出すためのモノじゃない

皆が共同生活を円滑にするために作られるものですよ

規律委員って特殊な権力でするもんじゃなく

そういう生徒のための補助的な立場にある

学校の先生に都合のいいものになる必要なんて何処にもない

 

世の中には規則や法律が正義だと思っているバカがいる

この事件は厳しい校則を守る事が

如何に理不尽な行いであるかを教えてくれている

法律や規則から外れた人を締め出すことが

正義であるはずなどないのである

個人を尊重できないことは

人間の心を見ないで家畜として扱うようなものだ