正真正銘の文系男子です

というより理数系とは

小学生の分数の割り算の時間で縁が切れた

みなさん納得できてます

あの難解な(笑)分数理論

割っているものと割っているものを割るんですよ

人間としてそんな行いは駄目です

アインシュタインが許しても

私が許しません

数学者たちよ!正気に戻れ!

すでに粉々になっているものに

今更その仕打ちはない

 

と言っても学校の先生は耳を貸さないので

私は理数系と縁を切り

純文系男子となったのです

※落ちこぼれではない

 

 

えへん

それで今では立派な文芸評論家

 

本日は純文学の旅について語る

すでに過去ログでどれだけ坂口安吾が好きかは書いた

ホームページのテーマ別コーナーの

文芸評論というところで見てほしい

 

私の性格として枝葉はたくさんあるが

芯になるものはいつもひとつだ

 

音楽は吉田拓郎

詩は宮沢賢治

小説は坂口安吾

自分の中の一番はいつも決まっている

 

また安吾の話もしたいのだが

本日は純文学の旅ということで周辺の作家について書きます

安吾は無頼派と呼ばれる作家のひとりだった

無頼派というのは現代文学を語るとき

とても重要なターニングポイントとなる

 

 

まず無頼派の説明コピペを載せておきます

 

無頼派は、近代の既成文学全般への批判に基づき、

同傾向の作風を示した日本の作家たちを総称する呼び方です。

無頼派と呼ばれる作家たちの共通点は、

個々の作家たちが自分たちで新しいイデオロギーを作ったということが挙げられます。

「俺たちには俺たちの生き方がある」
無頼派作家たちのスタンスは簡単に言うとこんな感じです。

無頼派の「無頼」とは破天荒で、無軌道な生き方をする作家の総称ではありません。
既成の文壇で「良し」とされている文学スタイルに反発する形で、

作品を生み出した作家たちのことを言い、

彼らの「何にも頼らずスタイルは自分で作る」という姿勢を指しています。

 

 

頼るものが無いから無頼派なのですね

この無頼派作家にはほかに太宰治、織田作之助が挙げられます

織田作之助の名前は皆さんに馴染がないかもしれませんが

大阪では有名な小説【夫婦善哉】の作者

私がブログでよく言う戯作者根性を教えてくれた作家です

 

 

 

文芸関係者が問題とする大衆小説と純文学の違い

私もよくわかりません

人間の内的世界を表現している大衆文学もあれば

只の読み物に終わっている純文学作品もあります

個人的には文学を評論するときは変な区別は付けずに

その精神性の高さを問うべきだと思っています

この場合エンターテイメント性は

二の次だと思われるかも知れませんが

純文学に限らず

精神性の高い小説は例外なく面白いです

 

 

安吾の言葉では

大衆文学とは健康な方が飲むお薬

純文学とは精神を病んだ方が飲むお薬

 

私は思うんですよね

薬を間違えたら病気が酷くなりますよね

そこで薬を飲むヒントぐらい欲しい

おこがましい話ではあるが

文芸評論家を名乗る限りヒントぐらいは

言える人物じゃなくちゃね

 

じゃ、わたし評論家先生ですので

偏見独断に満ちたヒントを・・・

いや、いや、お薬の調剤説明を

乱暴に箇条書きで書いておく

 

夏目漱石→落語家

太宰治→二枚目役者

坂口安吾→狂人

織田作之助→戯作者

志賀直哉→頑固爺

芥川龍之介→ノイローゼ

森鴎外→文豪先生

村上春樹→お喋り上手

 

何のことかよくわからないでしょう

純文学の仕事は人間の内なる世界の構築にある

と考えております

そういう視点で作品評価をした時の感想を

一言で表現してみました

 

世間の評価とは大きく異なり、

『はぁ~この人何言ってんの~』となるでしょうね

私は世間の作家評は信じてません

それはただの人気のバロメータです

夏目漱石が文豪だなんて死んでも言いません

作品としては面白いですが

人間の内なる世界が描けてない

彼の小説は落語の人情噺に過ぎない

これに文豪扱いをしてはいけません

 

まあ、いずれにしても

純文学と読者は共感性を持つ

作家の内なる世界に足を踏み入れた方にとっては

不愉快な表現かもしれません

私だって敬愛する安吾の事を狂人なんて言いたくない

でもこれが評論というお仕事なのです

 

 

 

 

 

調剤薬局では薬の説明書なる添付書類が渡されますが

その効能は個人的に差異が出ます

くれぐれも

坂口安吾のような劇薬には服用の注意が必要です

筆者は二十歳の時に中毒となり

未だに狂人に憧れるジャンキーとしてこれを書いております

 

純文学は精神を病んだ方が飲む薬

 

何だか言い得て妙ですね(⌒∇⌒)