発行:新潮社 / 昭和59年 / 文庫本(全三巻)
ジャンル:小説、中国
司馬遼太郎氏の歴史大作の一つである、『項羽と劉邦』のご紹介です。
ぼくにとっては、駐在で来た2004年に少ない荷物とともに持ってきた貴重な本です。
[目次]
この本には目次の項がありません
共感した箇所のご紹介です。
「義という文字は、解字からいえば羊と我とを複合させて作られたとされる。羊はヒツジから転じて美しいという意味を持つ。羊・我は、「我を美しくする」ということであろう。古義では、「人が美しく舞う姿」をさしたともいわれるが、要するに人情という我を殺して倫理的な美を遂げる---命がけのかっこうよさ---ということを言い、この秦末の乱世では、庶民のはしばしまでこの言葉を口にした。」(下巻・290頁)
始皇帝が治めた秦、そして項羽の楚、劉邦の漢は、現在の山東省、河北省、山西省、陝西省、河南省、安徽省などが舞台となっています。
ぼく自身、中国に来て5年ですが、中国を知り、さまざまな土地を知ることで、改めて中国史に関わる本の魅力が増すような気がします。
この本と山東省の関係だけを例にしても、当時この半島には「斉」という小国があり、その北には「済北」という土地があったようです。
現在の山東省の省都は「済南」市です。やはり関わりがありそうです。
その他、高蜜(高蜜市)、城陽(青島市城陽区)といった地名もそのまま登場します。
中国に住む人はこのような、自分の関わった土地に関する歴史小説を読む、というのも面白いと思います。
項羽と劉邦 (上) (新潮文庫)/司馬 遼太郎

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