実はこのブログは、現代の日本社会が抱える最大のネガティブなファクター=「官僚社会」が倒れるか、いや民衆が政治の力によって倒すことができるのかを小説として描こうと、そのプロットを当座書くためにスタートさせたブログである。


今迄に登場した人物は、一郎=小沢一郎、敏夫=山口敏夫、虎雄=徳田虎雄であり、今後も相当の人物が登場して人生をいかにして生き抜いていくかを小説仕立てに組み立てる考えであった。


でも結構手間がかかるなとも思っていた。


そしたら今日、虎雄さんこと、徳田虎雄さんが久しぶりにTVに登場した。


在日米軍再編:普天間移設 鳩山首相、徳田氏ときょう会談 「徳之島」打開狙い

虎雄にはよくなついた弟がいた。虎雄は弟をかわいがった。


虎雄が10歳を超えるころ、それは暑い夏の日、弟は熱を出し危篤になった。父や母が遠くの病院に弟をおぶっていくとき虎雄は走って後ろからついて行った。がんばれ、がんばれと声をかけ続けた。


医者は精いっぱい手をつくしたのだろう。しかし、弟の容体は回復することなく、その日の夜遅くに息を引き取った。虎雄は父と母とともに泣いた。


やがて、虎雄が医者になる決意を固め、勉学に励んだのは弟を失ったことが大きな原因である。


鹿児島の南方に浮かぶ徳之島。


虎雄が徳之島に生まれたのは1938年だから戦時中であった。


一郎や敏夫よりは少し年が上だった。