「真のSDGsとは一人の命を大切にすること」 | 菊池峰子の奇跡の天使力 ~世界のかけ橋~

菊池峰子の奇跡の天使力 ~世界のかけ橋~

マザーテレサとの出会いを機に、11か国30万人に感動を送り、架け橋を繋ぐ活動を行う。絶体絶命の場面から数々の奇跡が出現した世界での実体験から、私たちが生まれ持つ「奇跡の力」を輝かせ生きるメッセージを贈ります。

かつて、アルメニアで重い片頭痛に苦しむ青年ヴィケンに出会いました。

頭痛のために失神するほどの症状で、

命に係わる病気の可能性もあり、

病気の検査、治療のために日本に招待することにしました。

 

帰国後、彼のための寄付を募り、

人々の善意で旅費を用意することができました。

 

ところがヴィケンはシリア国籍だったため、

テロリストかもしれないとみなされ、

日本へのビザを下ろすことはできないという連絡が来ました。

 

当時、アルメニアには日本大使館がなかったため、

私はヨーロッパの日本大使館の担当者に直談判しました。

 

「彼の先祖がシリア難民でアルメニアに移住しましたが、

敬虔なキリスト教徒でテロリストではありません。

命に係ることです。

病気治療という人道的な見地から、どうかビザを発給してほしい」と頼みました。

法に照らせばビザの発給は難しいでしょう。

もし何かあれば担当の責任が問われます。

 

しかし大使館の担当者は深く考え、

その後ビザ発給の許可をくださったのです。

 

彼が来日した日、成田空港周辺に

ピンポン玉大のヒョウが降ったことは忘れられません。

 

多くの人々の善意で来日したヴィケンは、検査を受け

適切な治療を受けることができました。

       *アルメニアの首都エレヴァンでファンの女性たちと

 

先日、名古屋出入国在留管理局に収容されていた

スリランカ人女性、ウイシュマ・サンダマリさん(33歳)が命を落としました。

適切な医療を受けていなかったという証言があります。

 

大好きな日本で、夢破れて亡くなったウイシュマさんに胸が痛みます。

 

日本の難民受け入れ、入管法には、多くの問題があると言われますが、

平和な日本で、一人の女性の命を守れない現状をどう考えますか?、

彼女がもし自分の家族であったらどうしますか。

 

戦時下のリトアニアで杉原千畝さんが人命優先で下した

勇気ある判断、行動で多くの命が救われたように、

SDGsは、一人の生命を大切にすることが原点だと思います。

人道的な選択は私たちが人としてするべき大切な判断です。