今日、庭でミノムシを発見! ミノムシなんて久しぶりに見たなぁ~

今日の画像がそうなんだけど、小枝の固まりになっている。ところで、皆さんミノムシって何になるか知ってますか?

ミノムシというのは、実は蛾(ガ)になるの。ミノガ科というグループで(日本には50種ほどいることがわかっています)このミノガの幼虫が作る巣をミノと言い、中の幼虫をミノムシと呼ぶのですが、ワンセットでミノムシと呼んでいます。ミノというのは昔の人が農作業の時などに使った雨や、暑い日差しを避けるための蓑(みの)からきてるんですよ!

それで、この画像のミノムシは「チャミノガ」という茶色の地味~な蛾になります。知ってましたか?他にも知らないことがあると思うので、ちょっとミノムシについて書きますね!

ミノムシはどんな葉っぱも食べるので、害虫とされているの。で、食べる…といえば必ず出る物があるよね。そうフン… これどうしてると思う?

実はね、ミノには上と下に穴が開いていて、葉を食べるときや歩くときには上の穴から頭を出し、フンをするときには下の穴からお尻を出してするんですよ。面白いですよねぇ~

で、さっきミノムシは蛾になるって書いたけど、これも面白いことがあるんです。ミノムシはサナギになったあと蛾になるのはオスだけで、メスはサナギになったあとイモムシの形で成虫になるの。
交尾をするときはミノの下側の穴から尻を出して、オスのミノガを誘うフェロモン(臭い)を出し、オスのミノガは触角の先で臭いをかぎつけ交尾をする。


でもね、 最近ではいろいろな成虫の形のメスがいることが発見されていて 羽・脚もあるメス、羽はなく脚があるメス、羽も脚もなく生殖機能だけのイモムシ形のメスなどがある。退化したり、進化したりと不思議な昆虫の世界だと思いませんか?