夫が帰天して、私は「世帯主」となった。
健康保険証、戸籍関係、子どもたちの学校の書類など筆頭の名前のを書き換えた。
夫の名前が消えていくのが悲しかった。
それはさておき、
私は ご縁があって 某公立学校で教えることになった。
年度初めの「学年会議」があった。
生徒たちの一覧表が配られた。
配慮すべき生徒の情報を共有するため、
①病気 ②不登校気味の子 ③非行傾向(補導)経験のあるこ ④母子家庭 など項目別に印がついている。
私は、この「母子家庭」 の文字に目が 釘付けになった。
夫の帰天で、我が家も「母子家庭」だったからだ。
社会は 「母子家庭」というだけで、 特別視するんだぁ!と知った。
私はその時、こんな「要注意」と見られながら通学していた自分の子どもたちのことを思った。
我が家の子どもたちが学校の中で差別されることなく
恩師、お友だちと学校時代を楽しく過ごした・・・・
と信じている。
たしかに、新学期になると一律に 毎年、「授業料免除」の 書類を渡され、持ち帰った我が子らだった。教室でその書類を渡された子がなんだか不憫な気がした。
私は、憐みを受けるような気がして授業料への配慮はお断りした。 
母子家庭=問題児の温床 の構図はなんとかならないものか・・・。
誰も母子家庭になりたくてなったわけではないのだ。
こういうステレオタイプの見方が 自死遺族を苦しめている構図に似ている。
