ちょっと前にNHKで放送してた『ファンドマネーが食を操る』見た方もいると思いますが、今、アメリカでトウモロコシを始め穀物の価格が驚くほど高騰しています。トウモロコシの高騰の要因は、最近、話題になっているバイオエタノールの原料としての需要が爆発的に増えているためと言われてますが、”ファンド”のマネーゲームも原因のひとつだそうです。
毎年、9月12日に穀物の収穫予想値が発表されるのですが、そこで、今年は”大豊作”と発表されました。普通に考えるとたくさんの穀物が取れると需要と供給の関係から、値段は下がるはずです。日本の穀物を扱う商社も下がると見込んでいて、少しでも安く買えると躍起になっていたのですが、世界最大の穀物相場を扱うシカゴ商品取引所が開く9時30分、相場が開くと、一旦は下げたのですが、ものの5分と経たないうちにグングンと価格は上昇し、まったく逆の高値をつけていったのです。日本の商社の人はただただ呆然でした。ありえない現象だと。
こういった価格の高騰の裏には、コモディティファンドなるモノを扱う先物取引があります。金や原油もそうですが、穀物も株式と同じように先物市場として実体の無い取引が行われています。莫大な資金力をもった投資家やファンドが、政府が保護しているバイオエタノール燃料の原料に目をつけ資金を流入させ価格の高騰が起こっているそうです。
そして、こういう価格高騰によって、とうもろこしを栽培していた農家も、堂々と言います。
「日本の豆腐の原料にするために有機大豆を育ててたんだよ。そういうのが好きだったんだよ。だけどね、大豆畑をとうもろこしに植え替えたほうが、儲かるんだよ。仕方ないよ。」
と。普通は、大豆とトウモロコシの作付けを交互にしないと虫害が出るので、同じくらいの面積で大豆、トウモロコシ畑を持ってるのですが、大豆の作付面積を削ってまでトウモロコシを植える農家がたくさん出てきているそうです。全てはマネーのために。
アメリカで、サブプライムショックが起こって、これまで株に投資していたファンドマネーが”モノ”にどんどん流出。日本でも、株価が乱高下、円高も手伝って下げトレンドです。ここ数日はアメリカの株価の影響で上げてきてるかな。
原油価格も信じられなぐらいの高騰を続けています。”金”相場も上がってます。
食の安全が叫ばれていますが、その食品を他国から相当量依存している日本は価格高騰のあおりをもろに受けています。民主党が掲げている食料自給率のアップはちゃんと考えるべきだと思います。お金があっても食べるものなかったら生きていけないのですから・・・
ちょっとカチカチすぎたかなぁ![]()