前回からの続きです。

前回、加圧バッグが完成しましたので、今度はコアと樹脂を入れる陰圧バッグを作ります。

バッグへの耐圧チューブの差込口は、３Dプリンターで作ってみました。

３Dプリンター出力物で気密を保つことは出来ませんが、フランジ付きパイプをバッグとホースに多用途接着剤をたっぷり塗って接着してしまいます。接着剤で気密を保ちます。これをバッグの両端に二カ所設置します。

樹脂や空気の通り道になるように防虫ネットをポリバッグの内側に接着剤で点付けします。これが無いと陰圧をかけた際にバッグが張り付いて引けなくなります。

ポリバッグの片側をフードシーラーで封印します。そちら側の耐圧チューブはクランプで閉じておきます。

樹脂を用意する前にコア材の下準備をします。

ガラスクロスをスプレー糊で貼り付けます。３プライします。

さらにポリバッグとくっついてしまわないようにピールプライをスプレー糊で貼り付けます。「どうせピールプライは最終的に引っぺがすから適当でええわ」としわくちゃで貼ると、出来上がりの表面もしわくちゃになりますしくしく（＜思い出した）。丁寧に貼りましょう。

最後に樹脂を用意します。

CADソフトによりますと、今回作った尾翼の翼面積はおおよそ232 cm2なので、上下面かつ３プライで約1400 cm2ほどのガラスクロス。

必要樹脂量はサイトによって言ってることがバラバラ。＃200のガラスクロス1 m2で280 gと書いてあるところもあれば400 gや500 gと書いてあるとこも。初回テストは多めでやらんと仕方ないですね。ハンドレイアップに比べたら少なめでしょうけど。

計算すると1400 cm2だと70 gほど。いろいろ死腔やら考えて120 gくらいでやってみますか。

コア材と樹脂を一緒くたにポリバッグに放り込んだら、こちら側もフードシーラーで封印します。

片方の耐圧チューブをリザーバーにつなぎます。リザーバーの出入り口も先ほどと同様に３Dプリンターで作ったフランジ付きパイプを多用途接着剤で固定してあります。リザーバーのもう一方には手動真空ポンプをつなぎます。

さっ、いよいよ佳境に入ってまいりましたぁっ！

つづく

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ウィングフォイル 280.3回目