数日後・・・







 『先日発生した交通事故により一部交通機関の停止、及び一部地域において通信障害が発生しています

タマモ「なんか珍しい事件ですね、旦那さま!」

アキヒロ「ああ……なんかの前触れじゃなきゃいいけどな……」

 『付近の住民の方は近づかないようにしてください。被害地域は……





イオナシロー、アイオワ、お客さんだよ

アイオワ「Hnm……来たわね」

シロー「……そう、みたいっすね」

マシュ「ぅぅ……」



・・・・・・・・・・・・・







エルフΣエルフΣ「警察だ。お前たちに用がある」

アイオワ「Oh、ご苦労様ね。用ってなにかしら?」

エルフΣエルフΣ「ふん、白々しいな」





エルフΣ「お前たちが匿っている被害者……いや、容疑者の引き渡しを要請する」

アイオワ「Ah‐hn? なんのことかしら?」

エルフΣ「……しらばっくれる気か?」





エルフΣ「あくまでもお前たち自警団の起こしている行動は不認可、非合法のものだ。あくまで『見逃しているだけ』だという事を忘れるなよ?」

アイオワ「Hnmm……」

エルフΣ「何なら今ここで、一斉摘発を始めてもかまわないのだが?」

シロー「アイオワさん……」





アイオワ「OK、要請に応じるわ。マシュ、彼女を連れてきて」

マシュはっ、はひっ!

エルフΣ「ふんっ、殊勝なことだ」





シロー「、……」

黒江田「……どうして、とは聞かないのか?」

シロー「聞いてもいいん、すか?」

黒江田「……いや、すまない。聞き流してくれ」






黒江田「……すまない」

シロー「…………」



マシュ「お、お連れしましたぁ……」




にこ「じ、じゃね、s……剣士、くん。バイバ~イ」

シロー「…………」