
アイン「ヨハネさま……おれ、やれた……」
喜子「アイン……」
アイン「やった、のに……でも……なの、に……」

アイン「涙が、出そうな気持ちで、いっぱいで……ぜんぜん、うれしくないんだ……」

アイン『ずっと、ジャズの声が聞こえてたんだ……がんばれって、ずっとはげましてくれて……応援してくれて…… 』
マシュ「アインさん……」
シロー「…………」
アイン『なのに、おれは……ジャズを…… 』

シロー(ジャズの声が……アインの心の声、か? 自分で自分を鼓舞するために……
にしては、なんか引っかかる気が……?)

シロー(フルボトルは、使用する人物の魔力を内部に吸収して、特定性質へ指向、変質させるって言ってたな……
持ち主の魔力を吸収し、一時的とはいえ蓄える……)

ザック『ああ、ドラゴンクロニクルの中に沈んでた存在意識をフルボトルで定着させ……とかなんとかって…… 』
シロー(もし、その内部に『魔力の情報を定着させられる』ような性質……
『聖遺物』に似た『魔力とともに人の意志を保存する容器としての機能』があるとしたら……!)

シロー『アイン、ジャズ助かるかもしれない! 』
アイン「え、えっ? えっ!?」
シロー『レド、ブラウ、近くにいるな! アインからフルボトル受け取ってクリスんとこまで届けてくれ! 』
レド、ブラウ『『りょーかい 』』

アイン「し、シロー……ジャズは、大丈夫なのか……?」
シロー『まだわからんけど、可能性はある! 』
アイン「そ、そう、なのか……」
喜子「あ、アイン……? シローさん達は、なんて言って……」
が ば あ っ !

喜子「ちっ、ちょっと、あいん……!?」
アイン「ヨハネさま……ヨハネさまぁ……!」
喜子「あ、えっ、し、しっかりしてください、アイン!」