
シロー「えぇと、なんてーか……と、いうわけで……」

ネロ「うむ! 余がネロ・クラウディウスである! しばしの間、ここで厄介になる!
皆の諸君、よろしく頼むぞ!」

タマモ「誰ですか旦那さま?」
アキヒロ「いや、オレは……」
ヴィダール「俺も知らんぞ!」
リーファ「……みなさん、ちゃんと歴史の勉強しましょうね?」

マシュ「えっ、えぇええっ!? だってクラウディウスって、歴史の教科書に載ってた人ですよ! 英雄さんですよ!」
ヴィダール「英雄?!」
シロー(ヴィダ、そこに食いつくのか……)
アイン「お、おれも本で見たこと、ある……たまたま……?」

ネロ「きょうかしょ? ……うむ! 他ならぬ余である!」
マシュ「ひ、ひゃぁああ!」
イオナ「わ~」
アイン「おお、なんて堂々とした……かっこいい……!」
アイオワ「Who! Fantasticね! いいわぁ!」

リーファ「まったく、事も無げにポンポンとトラブルを拾ってきますね、シローくんは」
シロー「いやその……」
リーファ「ところで、あの方は……」

シロー「はいす、なんてーか説明は難しいっすけど……本物の『ネロ・クラウディウス』っす」
リーファ「俄かには信じられませんが……」

リーファ「事情の程、話してくれますよね?」
シロー「もちろんす。それに、共有しなきゃいけない話もあるんで」

ジャズ「…………!?」
シロー(ん、ジャズ……地味に驚いてんな)