ザックっつーわけで、久し振りだなリーファ!

リーファ「訓練生の時以来ですね、ザックくん。噂は聞いていましたが、元気そうで何よりです」

ザックはっははは、おう!





ザック「こっちも話は聞いてるぜ。遅くなったがシローの事、ありがとな!

リーファ「ふふっ。彼女の頼みでしたし、私は最低限の助力しかしてませんよ。あとは、彼が勝手に立ち直っただけです」

ザックはっははは! だとしてもだよ!





ザック「にしても、あん時から全然変わってないな。タイムスリップした気分だぜ」

リーファ「ふふ、そういうザックくんは、少し見ない間にずいぶんと変わりましたね」

ザックお、そうか?!





リーファ「あの頃のザックくんは図体だけのでくの坊で、モリビトとして未熟も未熟でしたから」

ザックはっははは、ひでぇな! つってもま、その通りだったけどなぁ」

リーファ「……ですが、」





リーファ「今ではそんな軽口も一笑に付せるくらい、自信に満ちているように見えます。それに、その自信に見合うだけの実力も」

ザック「いぃや、オレはまだまだ弱い。誰かの力を借りて、誰かに助けてもらってやっとだ」





ザック「リーファが褒めてくれんのは嬉しいが……まだまだ強くなんねぇとな」

リーファ「、……ふふ、本当に変わったみたいですね」

ザックはっははは! おう!





天津風「なんだか親しげじゃない……むぅ~……」

シロー「リーファさんとザック先輩同期らしいからな」

天津風「あたしの知らない、ザックを知ってる……むぅ~……」

シロー「……天津風?」