クリス「して、用とは何かね?」

シロー「ああ……クリス、オレらとは別になんか探ってんだろ?」





クリス「さぁて? なんのことやら皆目見当もつかないのだが?」

シロー「……わかりやすいしらばっくれ方すんなよ」





シロー「ちょっと調べるってか、探ってほしいことがあるんだよ」

クリス「それは、今の我々に輪をかけて非合法なことだということかね?」

シロー「どちらかというと……本筋とは違うけど放っておいたらマズい、気がする」

クリス「ふむ? つまりはキミの勘というわけか」





シロー「それにたぶん、そっちが調べてたのの洗い直しになるかもしれない。そういう意味でも、こっちが別に探るよりは任せた方がいいと思った」

クリス「ふむ……前向きに検討しておくとしよう」

シロー「ああ、頼む。アイオワさんにはこっちから話しとく」





クリス「とのことだそうだが……頼めるかね?」

???「…………」





???「……はい」

クリス「ふむ、嬉しそうな顔をするではないかね」

???「……茶化さないで、ください……」