ドンッ! ドゴォォ!

リンさん「くっ……!」
「主任! 火が、もう……限界です!」
リンさん「まだ逃げ遅れた者達がいる! 部下を……仲間を諦めろと言うのか!?」
「ですが、これ以上は……!」

ジャズ「なんで……なんで、こんな事をした!? どうして……俺達、仲間だったろ……?!」
「仲間か……確かに、そうだったのかもしれないな」
バ キ ン ッ

ナイトローグ「だが、最初から我々は……」
グリス「この力を奪うために潜り込んだ……仲間でも何でもなかったんだよ!」
ジャズ「な、に……を……だからって、こんな……!」
ゴ ボ ッ ・ ・ ・

グリス「この『力』、思う存分振るってみたかったんだよなぁ!」
ジャズ「っ、やめ……!」
ド ガ ア ァ ァ ン ッ !
・・・・・・・・・・・・・

ムーンノート「火災と爆発で工場は半壊……多数の死者も出してしまった」
シロー「その事件、昔に聞いたことあるけど……その裏で、そんな事が……」
ムーンノート「結局、機材の不備と誤作動で片付けられ……別の全然関係ない事件も直後に起きて、新聞ニュースは全部そっちに持ってかれて……
追求しようにも事故を起こしたのはこっちってことになってるし……見事に、風化させられたよ」

ムーンノート「悔しいけど、完全敗北だと思ったね……」
シロー「…………」
ムーンノート「でも、なにより悔しいと思ったのは……社員に、死者を出してしまった事と……」

ムーンノート「部下ががんばって、心血を注いで創り出した技術を奪われて……それを、悪事に使われたことだよ」
シロー「……!」
ムーンノート「未だに彼は、そのことを気に病んでいて……思い詰めている。上辺だけかもしれないけど、その事は痛いくらい理解しているつもりだけど……ね」