マシュせ、先輩だいじょうぶですか!?

シロー「ああ、アキヒロがやってくれた。

 ……さ、て」



ぐ っ

シロー「お前は誰だ?」



ば っ !



シロー「っ、な……!?」

花丸「ずら?」

マシュ「えっ、えぇええ……?!





シロー「ま、マリー?! なん、どうして……?」

鞠莉「ん、ぅ……あら?」





鞠莉あなたは王子様? 私はマリデレラ

シロー「……。……思ったより余裕そうでよかったよ」

マシュ「えぇと、なんでマリーさんが、こんな……?」





鞠莉「? なんのこと?」

シロー「、……マリー、なんでここにいるかとか、何やってたかって、わかるか?」

鞠莉「えぇと、今日は役員会の会議に出て、あなた達への依頼があったから早めに……あら?」

シロー(やっぱ、ギフト使用の記憶の混濁……ただ、自分で使ったんじゃなく誰かに使われたって感じか)





鞠莉「……ひょっとしてもしかして~……マリーを助けてくれたの?」

シロー「ん、ああ……まぁな」





マシュ「えへへ。なにはともあれ、無事でよかったです」

花丸「よかったずらぁ」

鞠莉「…………」

シロー「……マリー?」



が ば っ !



鞠莉サンキューッ!!

シロー「のあっ!?

マシュひゃああっ!


ど しゃ っ !



花丸「ふひひ、一件落着ずらね。よかったずらぁ」





シロー「ん? ……あのハサミ、どこ行った……?」