
その後も少なからず残っている浦女生から隠れながら、校内各所の調査を進めていった

マシュ「えぇと……一階西のトイレに、中庭の花壇、二階の13階段に……」
シロー「今のところ、特別あやしい物とかは無かったな」
花丸「ヘンな感じはしたんずらけどねぇ」

シロー「てか普段通ってるんなら、日常的になんか感じたりとかしないのか?」
花丸「まるはそういうの気にしないようにしてるずら」
マシュ「気にしないように、ですか?」

花丸「意識を向ければ違和感みたく感じるけど、そうしなければあんまり気にならないずらよ」
シロー「そっか、慣れてるがゆえって感じか……う~ん……」
マシュ「先輩、なにか気になることありました?」
シロー「いや、大したことじゃないと思うけど……なんか、思い出せそうで思い出せないんだよなぁ……」

シロー「……まぁ、そのうち思い出すだろ。次は何だっけ?」
マシュ「はい、えっと……『校門の黒い影』、です」

マシュ「なんでも2階の窓から裏門の方を見ると、すぐそばの物陰に大きな人影がいるとかいないとか……」
シロー「……一気に実体ありそうなの来たな。それこそ不審者じゃ……?」

花丸「あっ! いるずらよ!」
シロー「っ、マジかよ!?」
花丸「ほら、あそこずら!」

シロー「…………。……あれ、って……」
マシュ「あ……アインさん、ですね……」
シロー(喜子のこと待ってんのかな……?)

花丸「気付かれないように写メって一週間待ち受けにしておくといいことがあるって最近話題なんずらよ!」
マシュ「そ、そんなご利益あるんですか!?」
シロー「イワシの頭もっていうけど……どうだろ?」

花丸「……ふにゃ? よく見るとアインさんずらねぇ」
マシュ「アインさんのこと知ってるんですか?」
花丸「ずら、喜子ちゃんのリトルデーモンさんずらよね。未来が来てるずらぁ」