
リンさん「先に案内しておくが、いいかマスター?」
ムーンノート「あ、ちょっと待って! ボクもすぐ……」
ドロシー「社長、午後の予定についてのお話がまだ終わってません」
ムーンノート「……あのねドロシーくん、ボカぁ怒ってるわけじゃなくてね……」

リンさん「……長くなりそうだな。早速になるが、案内させてもらう。敷地内は広いからな」
シロー「あぁはい、お願いしますっす」
リンさん「ではこちらだ。順を追っていこう」

リンさん「先に大まかな施設の案内、その後に宿泊施設まで案内しよう。一度休んでから演習に臨む、ということでいいか?」
シロー「はいす。お気遣い感謝します」
リンさん「ふっ、ヒーローといえども人であることに変わりないからな。ケガの無いよう万全を期していこう」

タマモ「…………」
アキヒロ「くっつくな、歩きにくいだろ……、どうかしたか?」

タマモ「……タマモ、あの人なんか苦手です」
アキヒロ「そうか? 悪い人には見えねぇが」
タマモ「そうじゃなくて、なんというか……」

タマモ「ツメとキバを隠したオオカミがいるみたいで……」
アキヒロ「……んん?」
シロー(オオカミ……確かに耳と尻尾ついてるけど……)

タマモ「タマモなんか怖いです旦那さまっ!」
アキヒロ「お、おいっ! 抱き着くな、歩きにくい……!」
シロー「……それやるためのダシってわけじゃないよな?」

リンさん(……狼、か……なかなか勘が鋭いようだが……)