ォ ォ ォ ォ ・ ・ ・



 「お、おい……ヴィダ……ヴィダ……!





シロー「ヴィダーっ!

マシュヴィダさん……!





リーファ(自らの死を厭わずに、相手を止める……いえ、救い出そうとした……

 ……お見事でしたよ、ヴィダ)





シロー「ヴィダ! おいヴィダ!

マシュ「び、ヴィダさん……死んじゃった、とか、じゃ……?」

シロー「返事しろって! おい! 死ぬなよっ!

 ヴィダっ!!






ヴィダール「生きてる」

マシュひゃあああっ!?

シロー「わぁあっ! ヴィダ……だ、大丈夫、なのか?」

ヴィダール「無事なわけがない……気を抜けば気絶してしまいそうだ」



と っ



リーファ「最後の一瞬、身を擲ったように見えましたが……何かありましたか?」

ヴィダール「む……確かにあの瞬間まで思い残すことも、悔いもない……そう思っていた。

 

 だが……」





ヴィダール「莉子の作ったアップルパイ、あれを思い出してな……」

マシュ「あ、アップルパイ、ですか……?」

ヴィダール「あれは美味かった……もう一度、賞味したいと思い……それが、心残りになった」

シロー「は、はは……ホント、ヴィダはブレないな……」





ヴィダール「それと、もう一つ……」





ヴィダール行ってくる・・・・・と言った……二言はない」

マシュ「え? ……誰に言ったんですか?」

ヴィダール「む……聞くな」





ヴィダール(……生き恥を晒してでも、歩み続けねばならない理由が……

 できただけだ)