マシュ「ちょっと怖いからドキドキしましたけど、マックスさん良い人でしたね」

シロー「リーファさんもひでぇよ、いきなり警察の人いりゃ身構えるってのに。

 …………」






SIBマックス「では、これで帰らせてもらうが……裏口はどっちかな?」

マシュ「え? ご案内しますけど……ど、どうしてですか?」

SIBマックス「いや、非番だったとしてもヒーローと接触していたと知れれば上司になにを言われるか……」

シロー「……大変っすね、ホント」

SIBマックス「……こればかりはなぁ」





SIBマックス「それと、最後に一つ……逮捕された異能力者の取り調べは、あまり進んでいない」

シロー「っ……」

SIBマックス「科捜研の話では、どうも使用30分前後の記憶があいまいになるらしい。そのせいで、誰から受け取っただの何のために使っただのがはっきりしない」

マシュ「そう、だったんですか……」


ガ シ ュ ッ



SIBマックス「こういう形になってしまうが……こちらの情報提供は惜しまないつもりだ。今後も、な。

そちらもなにかったら教えてくれ。

 ……改めて、人を助けてくれてありがとう。頼もしく思っている」






マシュ「でも、警察の人が協力してくれれば、ギフトがどこから来てるかもわかるかもしれませんし、もっとたくさんの人を助けられますね」

シロー「、……そうだな」

マシュ「えへへ」





マシュ「そ、それで先輩、特訓は……」

シロー「わかってるって。荷物届けた後でな」

マシュはい!





 撮影中の事故

シロー、消える