ボルツ・シロー (※

 『黒い魔力』をその身にまとい、『聖鞘アヴァロン』の力を持って縫い付けることで単一結晶とし、自身の力として制御した姿。

『裏返り』に近く、また全く違う新たな彼の力である。


※あくまで作者による呼称であり、作中登場人物がそう呼んだわけではなく、その名を使う者も今のところいない





 「シローの理想と憧れを実現しうる力」とも言え、肉体強度から身体能力まで従来のシローとは比べ物にならないほどに強化されている。

またバリアジャケットである服そのものも、防御だけでなく攻撃にも利用できるほどの強度を持っている。





 副次的に発現している能力の一つが、『ブラックスミス』

彼が元来持つ『黒い魔力』を制御する力と、蓄積された戦闘経験、戦闘記憶が合わさった、能力というより技である。





 『黒い魔力』を用いることで、ブラックトリガーなどの剣を『再現』『複製』し使用することができるほか、他の物体に魔力を干渉させることで意図的に『変異』を引き起こし、強化することができる。

 再現率は手に馴染んだものならオリジナルの97%以上。ブラックトリガーそのものを媒介として装備している代用としては十分な性能を再現している。

他にも、なんらかの使い方があるようだが……





 以上のように非常に高い戦闘能力を持つこの姿のデメリットは二つ

一つは状態の性質上『不死の肉体アン・デッド・ボディ』が発動しないことだが、

これに関しては身体能力及び肉体強度そのものが大幅に底上げされているため、シローの立ち回り如何によっては大きな問題には成りえない。





 もう一つのデメリットは、『この姿』から『もとの姿』に戻った際のリバウンド

『この姿』でいる間のデメリットは存在しないが、『この姿』でいる時間が長ければ長いほど、『もとの姿』に戻った際のダメージや苦痛、疲労は大きくなる。





 名前の由来は『宝石の国』よりブラックダイヤモンドのボルツs、くん。鉱物「カーボナード」より

ボルツとはダイヤモンドの研磨屑を示すこともあるそうですが(wiki調べ)、その意味でもシローに合ってると思ってます





 恐らくは、現在のシローの完成系が一つ。

過剰なまでの力をその手に、彼が目指し、求めるものは……