つばさ「そう、思い詰めるな……と言っても、キミは聞かないのだろうな」

シロー「…………」

つばさ「キミのことは、よく知っているつもりだからな。

 ……だが、忘れたのか?」





つばさ「私は言い訳が嫌いだ、と」

シロー「っ…………」

つばさ「確かに、見違える動きをしていた。今までのキミとは思えないくらいに……

 だが……」





つばさ「キミは、そんな己を責め立てるような戦い方はしていなかった」

シロー「っ……!

つばさ「誰かを護る、ということは……自分を傷つけることではない。

 以前のキミなら、傷を負うことは少なくなかったが……それは、誰かを護るために負った傷。そんな己を責め立てるような傷は、そうなかった」





つばさ「キミは、確かに強くなった。以前のキミとは、見違えるほどに……

 だが、それと同じだけ……弱くなった」

シロー「っ…………」





つばさ「己を責め、その身を削り……傷にまみれた果てに朽ちる。

 ……それが、私のための行いだと言いたいのか?」

シロー「っ、違っ……ーー……!