クリス「ふむ。挨拶が遅れたが、ずいぶん久し振りになるなぁリーファ」

リーファ「、クリスさん……ふふ、あいも変わらずで驚きましたよ」

クリス「はっはっは、お互いにな。タイムスリップでもしたような気分というものだよ」

アイオワ「Huum? 二人は知り合いだったの?」





クリス「知り合いも何も、彼女がペーペーの新人時代からの付き合いなのでな」

リーファ「ふふ、その節はお世話になりました」

クリスはっはっは! とはいえ、私が必要になるような世話などそうそうなかったがな」





クリス「だがしかし、シローから剣を没収するとはなぁ」

リーファ「当然です。……彼女の後輩に、謝った剣を振るわせるわけにはいきませんから」

クリス「キミなりの優しさ、というわけかね?」

リーファ「……ええ。そうなりますね」

アイオワ「Huum?」





シロー「……剣士の、剣抜きか……ははは……いよいよもって……って、ところか」





シロー「……いや……ある意味、丁度よかったのかもな……」





(あん時、感情任せで……なんも考えずに、剣を振り回しちった……

 ははは……そういや、昔つばさ先輩に、おんなじようなことですげぇ怒られたっけ……)





シロー「は、ははは……ホント、オレって……オレって、ホントダメだな……

 なんも……なんも、強くなって……なも、できるようになってぇ……」





シロー「くそっ……くっそぉっ!!