クリス「だがやはり周到なことに、容器や件の残骸から製造元を割り出すことはできなかった」

アイオワ「Oh、残念ねぇ……」

クリス「だがまぁ、手土産代わりというわけではないがこちらの方でも探りは入れておいてな。その件のバイヤーとやらの特徴は、若干ではあるが掴めている」





クリス「幸いなことにか今は警察が出張っていて、異能力者犯罪の鎮圧、取り締まりが厳しくなっている。手の空いている間に、裏を取っていこうではないかね」



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シロー「確か性別は女子、年齢は10代半ばくらいのおそらくガクセイ……

 そういうのが、ふらふらと裏路地に行くようであればあるいは、か……」





シロー(思い過ごしなら良し。そうでなければマシュかアキヒロあたりに連絡して合流を待つ。イオナに伝えて全体連絡にしてもいい。

 一人で深追いするのは禁物。それが第零に来てからの鉄則……)






シロー「……けど、な……」





シロー「無茶すんなって、言われてんだろ……

 やめとけよ、ホント」




ざ り っ