
クリス「筋力面では問題なし。しいていえば体幹にややズレ、といった程度に見えるな。神経系はどうかね?」
シロー「ん~……なんかちょっと鈍いってか、しっくりこない感じあるな」
クリス「ふむ、やはりまだ調整する必要があるようだな」

シロー「つってもたいした違和感じゃないし、もう現場復帰しても大丈夫だと思うけど……」
クリス「その違和を放っておくと、後々大変なズレになるものなのだよ。私は医者ではないが、この天才の言うことくらいちゃんと聞いておくべきだな」
シロー「~~……わかったよ」

アキヒロ「じゃあオレは警邏に行ってくる」
シロー「ああ。代わってもらってすまん」
アキヒロ「気にするな。その分、体ちゃんと直せよ」
シロー「アキヒロまで……わかってるって」

マシュ「あっ、私もアキヒロさんと一緒に行きますね!」
シロー「ん、マシュ? ああ、わかった」
マシュ「はいっ、先輩!」
シロー「だから……まぁいいや、気を付けてな」

クリス「…………」
シロー「…………」

クリス「後輩をとられて寂しいかね?」
シロー「だから後輩じゃねぇって……」