シロー「すまん、待たせた」

果南「うぅんそんなことないよ、頼んだのはこっちなんだから。来てくれてありがと」

マシュ「えへへ、それじゃあ案内お願いします」

果南「うん、任せて」





果南「いつもの朝釣り帰りだったから、街の西側の方だね」

マシュ「朝釣り? 果南さん釣りやってるんですか?」

果南「うん、趣味と実益を兼ねてね。この前あげた干物あるでしょ、あれも私が釣ったやつだよ」

シロー「へ~、すごいなソレ」





果南「今はオフシーズンだけどウチはダイビングショップやってるからね」

シロー「ダイビング、ってことは港住みなのか?」

果南「そうだよ。海の事なら松浦シーショップへようこそ! って感じでね。後輩の子たちにも人気なんだから」

マシュ「海の事なら……じゃあ釣り船とかもやってるんですか?!」





果南「あ~ゴメン、ウチは釣り船はやってないんだ」

マシュ「はうぅ、ちょっと残念です」

果南「へへ、でも私でよければ釣り教えるよ。捌き方と干物の作り方もね」

マシュ干物……!





果南「授業料は一回2000円で~す」

マシュはうっ……!

シロー「……金とるのかよ」

果南「なんてね、冗談冗談。趣味につき合ってくれれば教えてあげるよ」





マシュ「えへへ、先輩も釣り興味ありますか?」

シロー「ん~……すまん、今はちょっと、別のことで手一杯だからな」

果南「う~ん残念! って言いたいけどそれなら仕方ないよね。ウチは基本年中無休だから、気が向いたらぜひ来てね」

シロー「ああ、そん時はな」

マシュ「…………」