サイバード邪悪なる断罪者と相見あいまみえし闇の狂乱。

 しかし我が感知し得ぬ刹那の間に、無粋なるは影すら視えぬ悪意の輩


シロー(サイバードがこういう喋り方すんの忘れてた……)





サイバード抗する間もなく、我が意識は暗黒……(いや、ここは光がいいか……)眼も眩まんばかりの眩き光に包まれ、霧散した。

 次に気付きし時は、其の機械騎士の目前である


ヴィダール「……わかるか?」

シロー「あ~なんとなく……」





シロー「チェイサーと遭遇した時に何者かに『ギフト』を打たれて、その後の意識は不明。気付いたときにはヴィダが任されてた時……って感じだよな?」

サイバード是である。流石は志を同じくする魂の同胞

シロー「いやまぁなんてーか……すまん、何度も同じようなこと聞かれてるのにさ」

サイバードふっ、救われたのは我の方である。如何様にも力を尽くそう



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ヴィダール「あれは……ロシウスかクルセイド鈍りか?」

シロー「いや、なんてーか……厨二言語ってやつ?」

ヴィダール「俺の知らない言語か……よくわかるな」

シロー「訓練生時代の同期にそういう喋り方する奴がいてさ。なんとなくわかるようになっただけだって」

ヴィダール「なんと……面妖だな」





ヴィダール「何より面妖なのは、連中の目的だ。今度はヒーロー、『ヴィジランテ』を狙うなど……」

シロー「とはいえ一つ前の、『ギフト』を使用した異能力者の戦闘によるデータ収集……形は違うけど、やってることはほとんど同じ。

 ただ大きく違うのは、ターゲットがそこらのチンピラ紛いとは違うってとこ」

ヴィダール「となると、以前のようなばらまきとは違い……」





ヴィダール対異能力者を想定した戦闘データ収集、それもかなりの強敵を想定したものか……」

シロー「より強力な異能力者への『ギフト』の使用が目的か……

 確証になるものがないからどうとも言い難いけど……」





ヴィダール「ともあれ、敵の出方がわからん以上は対策の取りようもない」

シロー「だな。どのみち入手できた『ギフト』の解析待ちってとこか」

ヴィダール「それまで、腕を鈍らせないようにしなければな」

シロー「ああ、そうだな」