ざ し っ

あかね「はひっ!?」
「どうやら、殊勝にしていたようだな。感心なことだ」
れい「っ、あなた、は……!」
ガ シ ャ ッ

トワ「やはり対人用は違うな。そうそう容易く潰せるものじゃない」
シロー「っ……トワ、お前も動いてたのか?」
トワ「こちらから手を出すつもりはなかったのだが、降りかかる火の粉は払うまで。お前達なら知っているだろう?」
シロー「……まぁな」

トワ「良ければ手を貸そうか? 知っているだろう、こちらも有り余っているところでな」
あかね「し、シロー先輩ぃ……」
シロー「っ……確かにオレらの監督下なら、異能力を使った戦闘行動も問題にならないけど……」

トワ「そういうことだ。モビルアーマーの鳴き声なら俺も聞いた。人手が足りていないのだろう? 使える者なら率先して使うべきだと思うがな」
シロー「、…………」
トワ「緊急事態だ。考えている暇など……」

シロー「申し出はありがたいけど、断らせてもらう。協力してくれるんなら、できれば避難誘導とかのほうに行ってもらいたい」
トワ「……俺の実力は、その身でよく味わっていると思ったのだがな」

シロー「味わってるからわかるけど、その攻撃力はオーバーキルに繋がってる。性格的にもな。
それにお前の異能力は広域制圧向けだろ。それなら避難場所や救護所の防衛に向いてるしさ」
トワ「……確かにな」

シロー「……とにかく、通信できるとこまでいかないとな。急ごう!」
あかね「はっ、はいぃっ!」
れい「了解、です」