
リュージュ「しかし随分と変わったねぇ。最初誰かわからなかったよ」
エクシア「そういうリューこそまったく変わってねぇじゃねぇか。いい加減ガタきてんじゃねぇのか?」
リュージュ「こう見えてちょっとずつ改修は入れてるんだけど、さすがにそろそろ厳しいね」
エクシア「へっ、俺もちょいと前までそうだったからな。人のこと言えねぇや」

リュージュ「でも、こう見えていいところもあるんだ。変わらない自分の姿を見ると、あの頃を思い出す」
エクシア「あの頃……情報戦争時代のことか?」
リュージュ「ああ。あの頃は、何もかもが大変で……戦うことにも生きることにも精一杯だったけど……
充実していた」
エクシア「……そういや、リューはどこ見てんだ? 部隊ぐるみで教導隊でもやってンのか?」

リュージュ「普通の駐屯部隊だよ。ちょっと、ハーネスの外れを警護してる」
エクシア「へっ、退屈じゃねぇか?」
リュージュ「……まぁね。平和なことはいいんだけど、部下の子たちも腐ってしまうよ」
エクシア「ンなら、ウチのガキどもと演習でも組んでみるか?」
リュージュ「あはは……許可が下りればいいんだけどね。でも、もしそれが実現したら……」

リュージュ「こちらも全力で掛からせてもらうよ。そっちも、出し惜しみはしないで欲しいな」
エクシア「へっ、オメェ相手に出し惜しみできるわけねぇだろぅがよ」
リュージュ「ははは! キミがそう言ってくれると、自信出ちゃうねぇ」
・・・・・・・・・・・・・

エクシア「……やられたな……
こうまで攻め込むことで『モリビトはすぐに陥落させられる』という印象を示しこちらの立場を弱体化させる。
反撃、撃退されたらされたで『モリビトという組織は戦闘行為を躊躇わない、危険因子だ』という印象を大衆に与える。どっちみち、大衆的にもハーネス的にもモリビトの立場を悪くできる。
ガキどもにゃ言えねぇが……こう攻め込まれた時点で、もう勝負は決まってたようなもんだ」

リュージュ『ははは……驚いたろ? 地方で燻ってる旧式装備ぞろいの部隊でも、ここまでやろうと思えばやれるんだぜ?』
エクシア「……ああ、驚かされたよ……どうせお前が来た頃にゃ、仕込みは全部終わってたんだろ」
リュージュ『さぁ、今度は俺達の番だ。旧式だからって甘く見てると、痛い目見るかもよ』
エクシア「……へっ、甘く見るわけねぇだろ……
だってのに……」

エクシア「なんで、おめぇは……お前は、そうなってんだよ……」