シロー「ぜっ……ぜっ……」

あかね「ひ、ひぃん……」

シノン「……追ってこないわね。どうしたのかしら?」





シロー「退くなら構わんって言ってたろ、アイツ。なんでかはわからないけど……そういうこと、らしい」

れい「でも、抵抗すれば射殺すると……」

シロー「抵抗しなきゃ捕らえるだけ、抵抗すれば本気で制圧。逃げる相手は無理に追撃しない……なんか妙だけど、そう動いてると考えればしっくりくる」

三日月「どうでもいいよ、そんなの」

シロー「……あのなぁ」





あかね「へふっ、あ、あの、あたしたちどこに向かってるんですかぁ……?」

シロー「……第4演習場抜けて、第6演習場目指してる」

れい「、そこ、って……」

シロー「ああ、さっきメールで演習するっつってた場所だ。前に杏子から抜け道教えてもらってるから、多分敵には見つからない」

シノン「……ああ、そういうことか」





あかね「あの、へふ……班舎……」

れいあかね!

シロー「……てか、今は考えない方がいい。気持ちはわかるけどさ」

あかね「は、はふ……」






シロー「こんな早くからなら班舎には誰もいなかったろ。それに演習場につけば意味も分かるし、こんなメール送って来たんなら、エクシアさんもある程度見当がついてたってことだと思うしさ。

 ……大丈夫だって」





三日月(……ん? 変な匂い……?)