
シロー「お、いたいた……ん? 卯月……?」

あかね「へふぅ、エクシアさんにしかられたこと……たぶん、自分でも気づいてました……気づいてたから、言われるのが怖かったんです……」
卯月「…………」
あかね「大きな怪獣も……怖い人も、怖いですぅ……でも、一番怖いのは、たぶんあたし自身で……」
卯月「うん……」
あかね「失敗して……あたしのせいで、ダメになっちゃって……それで、お前はいらないって、言われるのが……一番、怖くてぇ……」

あかね「立ち向かうのが勇気だって、ひびき先輩は教えてくれました……でも……いっぱい、いっぱい教わって、いろんな人に、力を貸してもらってたら……
それが……どんどん、重たくなっちゃって……」
卯月「…………」
あかね「ひびき先輩からいっぱい教えてもらって……がんばった全部、無駄になっちゃうのが……
あたしが自分で、ダメにしちゃうのが……一番、怖くてぇ……」

卯月「……あかねちゃんの気持ち、ちょっとわかります」
あかね「はふ?」
卯月「あかねちゃんと比べれば、全然だけど……
最近、未央ちゃんも凛ちゃんもすごくて……なのに、わたしだけダメダメなんです。戦闘じゃ何の役にも立てなくて……」

卯月「せめて後方支援でもって、回復スキル教わってるけど……それもホントは、逃げてるだけなんです」
あかね「へふ……」
卯月「ホントは戦いでも役に立ちたいから、戦闘スキルも覚えたいけど……自分じゃダメなんじゃって、どうしても思っちゃって……
もっと、みんなの力になれればなぁ、って、思うんだけど……自分じゃ、どうしてももう一歩踏み出せなくて……」

卯月「わたしの、一番の敵は……わたし自身、なんです」
あかね「はふ……」
卯月「一番怖くて、一番強くて、どうしても倒せなくて……
なにかしようとすると、いつも邪魔するんです……」
あかね「へふ……!」